ライトノベル『乃木坂春香の秘密10』

乃木坂春香の秘密〈10〉 (電撃文庫)

乃木坂春香の秘密〈10〉 (電撃文庫)

乃木坂春香。彼女を巻き込んだ聖バレンタインの夜に開催されたオーディション騒動も、終わってみれば二人の新たな秘密として良い想い出になったのだが……。家に帰ってみるとなぜか、夕方別れたはずの椎菜がコタツの中から困ったように微笑みかけていた。しかも外は大雪。かくして聖バレンタインの夜に椎菜の綾瀬家お泊まりが確定し……。
そして後日。俺は春香と共に京都の人になっていた。なんでも那波さんの実家の旅館にご招待ということだが、どうも那波さんの様子がおかしくて──。

春香と裕人はもうくっついちゃえ
と言いたいところなのだが、まぁ大人の事情というヤツでしょう。
なんと言うか、どう見ても相思相愛なんだけどね・・・。
いつまでたってもくっつかない。
9巻でひとつの山を越えて、いよいよかと思ったがぜんぜん進展は無かった。


今回は椎菜と妹と那波だけで終わった。
妹は毎度おなじみの感じがするが、妹のお友達にフラグを立ててしまったようだ。
またかこいつは・・・w


那波さんは本筋とは特に関係ないのだが、メイドと乃木坂家の絆を描いた作品。
展開的にはありがちなパターンだが、まさか、この男はとうとうメイドにまで・・・w
まぁ、元からメイドさんたちは裕人にぞっこんwのような気がしないでもない。
美夏だけが、それを敏感に感じ取ったようだ。
でも、あの美夏の発言はある意味爆弾発言だと思うのだが?
いくら酔っていたとはいえ・・・。


椎菜はいつもいじられキャラなんですが、今回は綾瀬家のダメ大人2人組にいじられまくり。
個人的に椎菜は報われないと思っているので、どうも感情移入しにくいのですが、今回椎菜自身の感情は大きく進んだ。
どの道玉砕だろうけどw
それ以上に今回も名前だけ出てきた信長の妹はそれ以上に報われない
でも、信長の妹は春香と裕人の間に立ちふさがる、最後にして最大の障害になると私は(個人的に)思っているw。


今回の終わり方からして、次回も本筋は引き伸ばしなんだろう。
まぁ、アニメ2期も決まったので、大人の事情の関係者からすれば、まだまだ続けたいんだろうね。
評価:★★☆