ライトノベル『もて?モテ!? ある日めくれちゃったのはマジで事故!』

「風紀を乱す村田良太郎、許すまじ。そこになおれ!」突然、良太郎に竹刀を向けた剣道少女・薫子。薫子はどうやら、これまでの良太郎のモテ道(笑)を苦々しく思っていたらしい。しかしサクヤの戦略でモテ携帯に登録されてしまった薫子と良太郎は、なぜか師弟の関係に。どうしても勝たなくてはいけない試合が迫る薫子に協力することになった良太郎は、二人だけの道場生活に入る!

めくれちゃったのは、マジで事故!!
毎回よくもこんなぶっ飛んだサブタイ考えるもんだ。
まぁ、考えているのは担当編集らしいけど。
その名のとおり『めくれちゃった(テヘッ)』というシーンが数箇所ちりばめられています。
しかもしっかりそのシーンには、京極しん師のさし絵がちゃんと付いており、読者サービスもナイスな構成。


著者、絵師、担当編集という3つのココロと意思が見事に合致している、ジェットストリームアタックになっていますw


今回はモテ王国として大幅に牛歩戦術に出たのか、新規登場人物はわずかに一人。
しかし、その分裂いているページ数は多めになっている。
剣道少女が登場するが、お約束どおりの『時代錯誤』な志向回路。
この少女なら、テレビドラマ版の『陽炎の辻〜居眠り磐音〜江戸双紙』に出られそうだ。
まさに、そんな思考回路の持ち主だが、そんな彼女もモテ王の餌食モテ王国要員になった。
相変わらずのご都合展開。しかしこれがこの作品の肝である@こともたしか。
やっぱりこういう展開はこの作品だからできることなのでしょう。


そのほかに六花と麻美との絡みが主体の短編連作が2本。
麻美姉さんの気持ちの真相とかが書かれていますが、この人今回のことで少し変わったような気がします。
さて5巻からどのようなことになるのか。
続きも期待します。
評価:★★★☆