咲-Saki-6巻で一番セリフが多かった人は誰だ?その2

これの続きです。

咲-Saki-6巻で一番セリフが多かった人は誰だ?

前回3位まで発表しましたが、残すところ後二人となりました。
結構しゃべっていたと思われた天江衣でも576文字で第3位。
さらにこれ以上のおしゃべりさんが2人もいるということですね。
これは意外なのか?
それとも普通なのか?
みなさんはどっちに思うのでしょうか?
さて、ここでもう一度、この集計方法のおさらいを

漢字は一文字とする
(Refarence:天江衣はひらがなでは6文字だが、この場合は3文字として扱う)
文字以外はカウントしない
(Refarence:!、?、3点リーダー、句読点などは含まない。しかし『−』『っ』は1文字として含めた)
脳内のセリフもカウントした
(Refarence:『なに!!』とか『カンだと』とか脳内での言葉もセリフとしてカウントしました)
回想シーンに登場するセリフはカウントしない
(Refarence:池田のキャプテンとの回想シーン、ゆみちんと桃子の回想シーン、咲の合宿の回想シーン内、衣の両親の葬式シーンで出たセリフはカウントしません)
番外編はカウントしない
(Refarence:巻末の池田とキャプテンの番外編はカウントしません)

さて、いよいよ発表ですが、その前にランク番外編を
主要人物の文字数と順位
この6巻は大将戦がメインのため、メインキャラでも文字数が少なかった人も多いのです。
そんなBEST10に漏れてしまった人たちで、主な登場人物はどの位置にいるのか?
原村和

70文字で12位です。
この人デジタルうちですから、実際に打っていてもあまりしゃべりませんし。
元からそんなに話す人ではありませんので、今回のように終始観客に徹している状態であると、ほとんど脇役と言っても良いでしょう。
福路美穂子

11文字で21位
なんとも少ないですね。
私このキャラ大好きなのですが、口数がそれほど多くない上に、池田のふがいなさで涙を流すことが多かったので、台詞としては多くありませんでした。
染谷まこ

12文字で20位
これでも、県予選団体戦清澄の中堅ですよ。
控え室にいる割には武井久、優希、原村和とはえらい違い。
これだから人気がないとかいわれちゃうんですよw

出番もわずか2コマと言う、とてもメインキャラとは思えない冷遇っぷり。
ちなみに

16文字:大将戦審判
20文字:澤村トモキ
47文字:須賀京太郎

こんなキャラにさえ負けていますw
来年部長になる予定のはずなので、出番が増えると良いですね。


さて、染谷まこの悲惨っぷりwが伺えたところで、いよいよ上位2名の発表です。

その前に10位〜3位までのおさらい。

10位:国広一、122文字
9位:龍門渕透華、133文字
8位:竹井久、139文字
7位:片岡優希、190文字
6位:藤田プロ、256文字
5位:加治木ゆみ、257文字
4位:宮永咲、276文字
3位:天江衣、576文字

それでは残り二人の発表です!!





第2位:実況、644文字

『ええ〜〜っ』とか思った人。
しょうがないしゃべるのが仕事ですから。
それにしても、2位の衣よりもしゃべっているんですね。
そして、咲では数少ない男性キャラですw
つまり咲-Saki-の男性登場人物で一番台詞が多い人となるわけです。


そして第1位は


第1位:池田華菜、879文字

衣にはコテンパンにやられて咲ちゃんに助けられるという、なんとも情けない役回りでしたが、セリフの多さではダントツです!!。
良かったね池田ww


ところで、今回はこんなデータもあります。

これは各個人別のセリフの割合を百分率したもの。
青が脳内でのセリフで、読者には読み取れるが、実際に登場人物同士には伝わっていない台詞回し。
紫が口に出してしゃべったセリフです。


これを見ると上位5人のうち、実際に大将戦で卓を囲んでいる、4人の脳内セリフの割合の多さに気がつくと思います。
池田なんか、800文字以上もしゃべっているのに、口に出したのは、およそ10%にあたる89文字。
天江衣に至っては22文字で率にするとわずか4%という少なさ。
しゃべることが仕事である、実況の口頭セリフの多さはまぁ当然なんですが、咲ちゃんも口頭セリフが多いです。
しかし、咲ちゃんの場合、その内容は『ツモ』『ポン』など。
そして意外にも多かった『カン』。
あとは役の名称や得点の申告など、マージャン競技上必要な台詞回しですので、他はやはり脳内なのです。
卓を囲む人たちは本当に脳内セリフだらけですね。

それと比較して、大将戦を傍観する立場の人たちは口頭が多くなります。
とくに透華と優希は脳内セリフがありません。
透華は目立ちたがりのでしゃばりですし、優希は何も考えずクチが出る人なんでしょうねw

このデータから、基本的に咲-Saki-という物語は、卓を囲んでいるプレイヤーの心理状況を脳内セリフとして読者に伝えて、回りの人が補足や、状況を口頭でしゃべる演出形態をとっているのが基本スタンスなんじゃないかな?と考えられます。

そして、実際にあった咲のダンマリ演出*1に、微妙に目線を隠して、あるときに突然見つめる演出*2など結構凝ったところがあるように思えます。

意外や意外、ただの女子高生萌え燃え麻雀マンガではなかったということですね。
こういう視点で見ると、咲-Saki-って結構色々な演出やってるんだ。

咲 Saki (6) (ヤングガンガンコミックス)

咲 Saki (6) (ヤングガンガンコミックス)

*1:6巻の最初からゆみちんが衣からぶち当てるまで、咲視点の描写がなかった演出

*2:池田にチャンカンをわざと当てさせる行為中は、微妙に目が見えないような演出になっていて、衣と向き合った瞬間にいきなり目が見えるような状況