咲-Saki-第17話『悪夢』に出てきた麻雀用語の解説

咲-Saki-第17話『悪夢』に出てきた麻雀用語、および第16話であった麻雀独特の現象の解説です。


番組開始13分31秒

実況『3回目のハイテラオユエ。これが全国の実力なのか。』

いえ、そんなことありえませんw
ハイテイラオユエ3回上がって全国レベルとは、計る度合が違いすぎます。
加治木とか福路の方がよっぽど雀士といえると思うのですがね。
咲は論外w


番組開始16分53秒

天江衣は確実に風越をトバせたのに・・・
明らかに得点を調整して0点になるように仕向けました。
天江衣は2巡前でを捨ててから、ツモギリです。
そのときゆみちんがを捨てて、天江衣はをツモギリです。
ということは、天江はが当たり牌ではないと池田は考えたわけです。
しかし、結果はでロン。
そのときの天江の手牌
  (ロン)
ドラ表示がで、天江は親なのでダブ東、ドラ2で満貫12000点。
2本場なのでさらに+600点。
しかし、2巡前にを天江は捨てています。
これを残してを捨てていれば
  (ロン)
となり、ダブ東、イーペーコー、ドラ3で親の跳満18600点で、風越を確実にマイナス領域に落として終了してました。
それをわざわざ12600点になるように操作したため、手を抜いたと思われたのです。


番組開始20分30秒

池田『点棒が無いからリーチできない。でも、これでノーテン罰符で死ぬことはなくなったな』

一般的にトビ終了ルールがある場合、持ち点が1000点未満になるとリーチが出来ません。
ただし、ハコ下(マイナスになってもゲームが終了しない)ルールを採用している場合は、1000未満でもマイナスでもリーチを書けることがOKな場合もあります。
咲-Saki-ではハコ下ルールを採用しておらず、マイナスになった時点でトビ終了なので、1000点未満の池田はリーチが出来ないわけです。

ただし、テンパイであることは間違いありません。
麻雀は牌を全部とって捨てて、最後のハイテイ牌をツモって捨てても、誰もあがることが出来なかった場合は流局になります。
その時点でテンパイになっていない場合はノーテンといいますが、ノーテンの場合はテンパイしている人に得点を支払わないといけません。
池田は0点ですので、流局のときにノーテンだった場合、他の3人のうち一人でもテンパイだったら、それだけでも飛んでしまってゲームは終了します。
だからテンパイになって『ノーテンで死ぬことはなくなった』と言ったのです。
この後の池田の展開は、まんが6巻の解説の方を参考にしていただければ。

この後の池田の手牌の展開はこちらで

ネタバレ容赦なし 咲-Saki-第6巻