ライトノベル『ラノベ部3』

ラノベ部 3 (MF文庫J ひ 2-18)

ラノベ部 3 (MF文庫J ひ 2-18)

留学生のリアも加わりますます賑やかになりつつも、やっぱり基本的にはまったりとした読書生活を送る軽小説部――通称ラノベ部の部員たち。本屋で偶然出会ったり、部室で何でもない話をしたり、勉強をしたり、家に遊びにいったり――。文香もまた、のんびりと、でも確実に暦やリア、美咲たちとの絆を深めていく。そんなある日、部室で龍之介と二人になった文香は、自分が抱く初めての気持ちを抑えきれなくなり――?

最終巻です。

元々、狭い世界での作品でしたから、そう長くは続かないと思いますが3巻で終わりですか。
『ねくろま』と同じくらいはいけると考えたんですけどね。
ただ、キャラがラノベ部という枠の中に入っている分、動きずらそうだったのは確かなようで、3巻を読み終えて確かに『これは続けられんわな』と思った。
3巻はかなり苦労したように見受けられます。
ただ、キャラをラノベ部の枠組みからはずせば、これはこれでいけそうな感じになりますね。
なにか他の作品で使ってみると案外面白いものが出来るかも。


内容のほうは、リレー小説にいつものまったり感覚。
そして恋愛関係も一挙に噴出し、最後は豪快なオチもついた。
あれは確かに前振りなかったですねw


キャラが設定と世界観で活かされなかった様子が伺えるシリーズでした。
それだけに残念です。
平坂先生の次回作に期待します。

総合評価:★★☆