ライトノベル『放課後の魔術師4 ワンサイド・サマーゲーム』
夏休みなのに、毎日論理魔術の勉強漬けの遙。安芸との距離は一向に近づかないなか、可愛らしい女の子が現れ、安芸に「約束を守って」と迫る。突然のライバル出現に遙は焦るが――。過激で熱い、恋のバトルが始まる!放課後の魔術師 (4)ワンサイド・サマーゲーム (角川スニーカー文庫)
- 作者: 土屋つかさ,ふゆの春秋
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2009/08/01
- メディア: 文庫
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遥の積極策は上手くいくのか?
主として角川書店のザ・スニーカーに掲載された連載作品に、間をつなげる書き下ろしエピソードを加えた短編集。
バトルが全くなしというより、あっち方面のバトルが無い分、こっちのバトルがかなりのヒートアップ状態です。(なんだ?あっちとかこっちってw)
ほとんどがほのぼの日常を描いた構成で、おまけに魔術を使っているあたりが、やはり放課後の魔術師テイスト。
途中の埋め合わせの書き下ろしもよく出来ている。
ベル・ベルノットの登場もその行動もおかしかったし、それ以上に安芸の超鈍感朴念仁ぶりには、なんともいえない。
遥が余りにも不憫だな。
その遥は愛も変わらずプリン状の魔術しか出来ないようだし。
しかし、そのプリンがまさかまさかの大逆転を生み出すことになるとは。
実に上手く構成されています。
総合評価:★★★☆