ライトノベル『鳳凰堂みりあは働かない』

鳳凰堂みりあは働かない! (MF文庫J)

鳳凰堂みりあは働かない! (MF文庫J)

火車ヒイロは実直、マジメな高校一年生。
ド級貧乏であることをのぞいては、いたって普通の男子だ(将来は公務員になりたい)。
対する鳳凰堂みりあは富豪一家の娘で、自らも画商として稼ぐビバ!上流階級なお嬢さま。
大胆でかわいいみりあは一気にクラスの人気者になるかに見えたけれど、彼女が自己紹介で言い放った一言は……「働いたら負けだと思ってる」。
よく意味も理解せずニートになりたいと言い出したみりあは実社会に詳しいヒイロに目をつけ、ニート道への指南をあおぐのだった!
働きたくないお嬢さまが暴れだす、ニート系ラブコメディ。

なんですかこれは?


このノリと文体が主流なのでしょうか?
この作風ついていけないのは私だけ?
みなさんはどうなの?


この作家さん前作『ミサキの一発逆転』シリーズなるものを書いていたが、それもイマイチ評判良くなかったように思える。
私は前のシリーズを読んでいないのでなんとも言えないが、ちょっとひどすぎないか?


文章帯が軽いと言うか奇妙なノリで構成されている。
この文章『読んでみる』と言うことに関しては、読めなくも無い。
しかし理解するにはちょっと・・・。


物語の構成も微妙。
まず、ラノベの根幹であるキャラクターが何を言っているのか分からない。
既にこの点で致命的だと思う。
各キャラが物語でどのような位置にいてどんな関連性があるのかという点は、ラノベでは非常に重要だと思うが、新シリーズであればストーリーより先にその辺りを明確にするのも重要だと思う。
この作品のキャラのその辺りはなにがなんだかわからん。
ただし、キャラの個性は非常に際立っているのが救いかな。


そして、ストーリーと設定になるが『キャラが立ってないとこうも見事にグダグダになる』というのが良く分かった。
一応筋道は通っているが、設定上無理があるのでなにか矛盾していないか?
そんなこんなで物語としては良く分からないまま終わってしまった感じだ。


さて、私が酷評した作品に関しては、今後のために一応どこを修正すべきか書いてますが・・・
どこを直せば良いのだろう?w
とりあえず、文体を丁寧に且つ読みやすいテンポとノリで書いてみるのが良いのでは?

総合評価:★☆