趣向を変えて麻雀用語の話

今回は咲-Saki-から離れて、純粋な麻雀の文化について検証をしてみたいと思います。
まずは第1弾として、麻雀以外で使われる麻雀用語について。


パイパン
はい、いきなり性風俗用語ですw
一般的にエロビデオで、陰毛が全くない、あるいはほとんど生えていない状態のAV女優が出てくるビデオを『パイパン物』なんていいます。
この『パイパン』ってエロビデオの言葉ではなく、成人女性において陰部に毛がない人は珍しく、それ故にめでたいものと指す風習が古来の中国にあったものだそうです。
しかし、何処でどう転んだか、日本ではこんなエロビデオとか性風俗関連で使われるようになってしまったようです。
実際には日本における『パイパン』という言葉は、これに由来しているといわれています。

そうです、三元牌の『白』です。
私も麻雀をある程度こなすまで知らなかったのですが、の正式名称は『白板』と書いて『パイパン』と読みます。
ご存知のとおりという麻雀牌は真っ白で何もない状態の牌です。
そこから転じて、こんな言葉の使われ方になってしまったと言うのことです。


・レンチャン
仕事でシフトが連続で行う場合、パチンコで大当たりが連続したりする状態に『レンチャンだよ』とか言いますが、これも麻雀から来ています。
元々レンチャンは『連荘』と書き、麻雀では親を何度も維持することです。
麻雀で親を維持する場合は、基本は親のときに和了(あがる)しないといけませんが、咲-Saki-では親が流局のときにテンパイ状態であれば、親は維持されます。
まぁ要するに親を何度も続けることから⇒何度も繰り返す⇒物事が何度も続くことをレンチャンと呼ぶようになったと言うことでしょう。


・オーラス
最後のことをよく『オーラス』と言いますが、元は和製英語で『All Last』という言葉を略したものです。
しかし、この言葉自体は元々麻雀から始まったもので、麻雀で『All Last』を『オーラス』と言い始めたのがキッカケです。


・テンぱる
物事が上手く回らなくなって、パニック状態になったりすることを『テンぱる』などといいますが、これは麻雀用語のテンパイから来ています。
テンパイになると、あがりたい一心で興奮状態になりますが、テンパイ状態で稀に勝負したいためにやばそうな牌を切り捨てるときがあります。
このときもどうしようかパニック状態になることがありますが、之に習っているのがこの『テンぱる』の由来となっているようです。


・リーチ
物事が後一歩で完了する状態や、ゲームなどであと一歩で上がれる状態を『リーチがかかる』等と言いますが、これも麻雀用語から来ているという葉説があります。*1
ご存知のとおり、リーチとは門前状態でテンパイになったとき宣言して制限を加える役。
あと一枚であがれるぞと宣言するところが、この用語の由来となっているようです。


チョンボ
日常で失敗ごとや失態、反則などを『チョンボする』といいますが、麻雀でルール上に規定されていることに対して、違反する行為を『錯和(チョンボ)』と言います。
そこからこの言葉は来ています。


・アンパイ
勝負事で対戦相手が確実に自分達より弱くて間違いなく勝てる相手、会議なので間違いなく思っているとおりの結果に向う行動などを『アンパイだ』ということあります。
アンパイとは『安全牌』のことで、麻雀では捨てても絶対にロンされない確証がある牌のことです。
それをアンパイと麻雀ではよく言ってます。


・メンツ
スポーツ、会議など色々な場面で必要な人員のことをメンツといいますが、麻雀でゲームを行う人の集まり、または麻雀であがるための必要な、手牌の組み合わせを指します。
そこから必要な人を集合させることを『メンツを集める』なんて言うようになってます。




今回はこんなところですが、日常に入り込んでいる麻雀用語って結構ありますね。
次回は日本のマージャンの大きな特徴について、検証してみたいなと思います。

*1:最近ではビンゴゲームが由来と掏る説もあるようです