ライトノベル愛好会『ライトノベル売り上げランキング』2009年12月14日付

2009年11月30日〜12月6日までに売れた文庫本のうち、ライトノベルのみを抜粋。
今週は角川系レーベルが正式発売日で、他にコバルト文庫が新刊を刊行しています。
それでは今週のランキングです。
(オリコン調べ。部数は推定)

第1位

2週目:1位⇒1位    今週:85719部/累計:119915部

第9位

2週目:20位⇒9位    今週:21180部/累計:32207部

第14位

桜嵐恋絵巻 ~ひととせめぐり~ (ルルル文庫)

桜嵐恋絵巻 ~ひととせめぐり~ (ルルル文庫)

初登場    今週:14912部/累計:14912部

第17位

2週目:圏外⇒17位    今週:13746部/累計:18297部

第18位

2週目:圏外⇒18位    今週:11616部/累計:15901部

第23位

支配者の恋 (角川ルビー文庫)

支配者の恋 (角川ルビー文庫)

2週目:圏外⇒23位    今週:9809部/累計:14719部

第24位

狂乱家族日記 拾弐さつめ (ファミ通文庫)

狂乱家族日記 拾弐さつめ (ファミ通文庫)

2週目:圏外⇒24位    今週:9763部/累計:13489部


今週の30位は『坂の上の雲 5 新装版』司馬遼太郎/8731部
今週ランクインしなかった作品はこれ以下ということになります。


先週わずか34000部という少ない部数で1位を獲った彩雲国新刊が今週も1位。
先週の日記で、『彩雲国は今までの実績からすると、今週60000部くらい売り上げ伸ばして、また1位になるんじゃないのか?』と書いたが、結果は予想通り連続1位。
ただ、売り上げは85000部と予想以上の売り上げ。
1週間で85000部は一般文庫本でもそうそうできない数字です。
彩雲国のすごさがまた光った記録ですね。
今回の1週間あたり85000部売れたラノベ作品は、このオリコン文庫本ランキング始まって以来2番目に多い記録です*1
そして、至上2作品目の2週連続第1位を記録したラノベ作品となります。


さて、今週ですが圧倒的に女性向けレーベル作品の強さが目立ちます。
特にルビー文庫
今週だけで3作品をランクインさせています。
私はルビーは詳しくないので詳細は書きませんが、月初めのランキングはコバルト、ビーンズ、ルビーと3レーベルの新刊刊行日が近いので、女性向け作品のランクインが目立ちます。
そんな中でもルビーがここまで検討したのは珍しいですね。
いまさら説明するまでも無いと思いますが、ルビー文庫はあっち系統の文庫ですので、これだけ売れているということは、それだけ読む人がいるということです。
この系統もだんだんと市民権を得てきましたね。
地道に人気がありながらも、いろいろいわれた時期もありましたが今後はどんどん認知度も高まってくるでしょう。
ちなみに、私はルビーが詳しくないわけでルチルとかキャラは読みますよww


スニーカー大賞作品『シュガーダーク』ランクインしました。
どうやら重版が決定したようで、スニーカ編集部も著者もほっとしているのでは?
しかし、これからが本当の勝負だと思います。
それにしてmこスニーカー文庫は相変わらずランクインする作品が少なすぎですね。


そして、今週静かだったファミ通文庫から狂乱家族日記の最新刊が入りました。
まさか2週目になってからランクインするとは思いもしませんでしたww


さて、2009年のランキングもあと3週となりました。
角川とファミ通文庫はこの新刊が2009年最後となります。
来週は電撃文庫が新刊を出していますので、これらがランキングに絡んでくると思います。

*1:ちなみに1番は、同じシリーズ『彩雲国物語 黄粱の夢』が5月に記録した10万部超える記録