バイオディーゼル-てんぷら鍋から燃料タンクへ-
本書は、自治体、NPO、自動車メーカー、エンジンメーカー、商社、石油関連会社で燃料やエンジンに関わっておられる方のみならず、広く一般の方に「バイオディーゼル燃料」を正しく理解していただき、参考となるようにポケットハンドブックとしてまとめました。
- 作者: 山根浩二
- 出版社/メーカー: 東京図書出版会
- 発売日: 2007/06
- メディア: 単行本
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非常に分かりやすく解説されている。
本当に一般人でも分かるような図解と燃料事情が書かれているところがいい。
でも、本当にさわりだけのようなので、一般以外の人には物足りないのは確かです。
私はこの書籍で言うところの『一般』に当てはまらない部類の人間なので、実際に物足りなさを感じましたが、こういった読本を読むとまた基礎から思い出すところも多く、改めて読んでよかったと思います。
個人的にはケミカルアタックと耐腐食性の解説がもう少し充実してほしかったところですが、入門解説書としてはこんな程度だろう。
とりあえず、日本人のディーゼルエンジンへの悪い印象が払拭されて、バイオディーゼル燃料の普及が広まることを祈りますが、動粘度が6.0cstじゃ話にならない、特1号でも4.0cst以下だしね。
これじゃComonRailが動作不良を起こすなぁ・・・。
バイオディーゼルの事情と同時に、日本の2号軽油がいかに優秀に作られているかもなんとなく分かった。