ライトノベルランキング 2010年1月25日付

2010年1月11日〜2010年1月17日までに売れた文庫本のランキングです。
今回のランキングには、GA文庫の新刊が集計期間中に刊行されています。

オリコン2010年1月25日付文庫本ランキング

なんか、今週すごいことが起こっている！

今週19位にランクイン

バカとテストと召喚獣7 (ファミ通文庫 い 3-1-9)

2009年からの越境で3週目も残りました。
先週ほどの勢いがありませんが、アニメ効果もあって今週ランクに残ってます。
累計売り上げも伸ばし、とうとう10万部を超えました。
この作品確実に売れ線作品としての地位を獲得しましたね。
アニメ放送中はもちろん、当面はこの勢い維持できるのではないでしょうか？
しかし、バカテスの勢いはこれだけではありませんでした。
今週13位にランクイン

バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)

なんと、2007年に刊行されたバカテスの1巻が、今週13位に登場。
ランキングでは2回目の登場で、オリコンランク初登場は先週の33位ということだから、実はTOP30以内に入ったのはこれが初めて。
つまり、発売当初は売れていなかったのに、アニメ効果で今頃入ってきたということ。
しかも14000部も売れてます。
累計でもあと少し10万部というところまで売れてます。
2007年7月発売なので、この2年間は少量ながらもジワリジワリと売れ続けてはいたのですね。
しかし、これだけでは終わらない。
今週21位にランクイン

バカとテストと召喚獣 2 (ファミ通文庫)

今週25位にランクイン

バカとテストと召喚獣3 (ファミ通文庫)

今週30位にランクイン

バカとテストと召喚獣4 (ファミ通文庫)

おいおい、一体どうなってんだｗｗ
2巻、3巻、4巻と立て続けにランクイン。
2巻、3巻は新刊としての刊行時はそれほど売れてなくて、なんと今回が初登場扱い。
4巻は刊行時に7位で入ったが、翌週はランク外で今週2回目の登場。
いずれもアニメ効果による副次的売り上げ増加でしょう。
一般文庫とかでも、ドラマ化や映画化で前に出た本が再び売れだすことはありましたが、昔にランク外に消えたり元々ランクインしてなかったラノベ作品が、アニメ効果で今頃ランクインするというのは、今回のバカテスが初めてじゃないかな。
しかも最新刊の7巻を除外したとしても4冊も入った。
これこそ、本当のアニメ効果の賜物のだと思うけど、それにしてもすごいな。
ファミ通文庫側はホクホクでしょうね。

2週目に入った電撃文庫ですが今週は1作品しか残りませんでした。
今週6位にランクイン

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈5〉 (電撃文庫)

今週も18000部近く売れてランクイン。
累計でも70000部近くまで行ってます。
すっかり人気作品として安定期に入りましたね。
電撃文庫の中でも売れ線ラインナップ組に入るほどの勢いを感じます。
この作品、今後どこまで伸びるか楽しみです。

今週はこんな結果になりました。
バカテスの2巻と3巻が初登場扱いでしたが、純粋に集計期間中に刊行されたラノベ作品の初登場はなしという結果になりました。
GA文庫の作品群はまだまだ弱いですね。
はやくニャル子、ポリフォニカ紅に続く作品が出てきてくれることを祈ります。

さて、来週ですが集計期間中にガガガ文庫、富士見ファンタジア文庫、一迅社文庫が新刊を刊行します。
それと、MF文庫Jの早売りもぎりぎり入るかと思います。