本日は2010年JRグループダイヤ改正初日です。

さて、今日3月13日はダイヤ改正初日です。
この日記書いている時点では、まだ12日に終列車前の区間もありますので、実質12日です。
ダイヤ改正で登場するものあれば消えるものあり。
全国で消えるものに向けて人が集まりました。
なんといっても、一番注目の消え行くものは寝台特急北陸と夜行急行能登
今日の上野駅にはたくさんの人が集まりました。

<運転終了>特急「北陸」と急行「能登」 「ありがとう」ファン惜別(Yahoo経由毎日新聞)

最近夜行列車、そして寝台列車が相次いで不採算性と車両老朽化で毎年のように消えています。
この2列車はファンの間では北陸新幹線金沢延伸までは残るかと思われていたのですが、まさかの今回のダイヤ改正で最後となりました。
この2列車、昨今の夜行減便のあおりだけではなく、車両の老朽化のほうが廃止理由としては大きかったようです。
北陸の乗務員はJR西日本が担当してますが、車両を含めて運行そのものはJR東日本が行っております。
私個人的には、このJR東日本がやっている寝台特急は何とか今回は生き残るだろうと思っていたのですが・・・。
今回の廃止には使用車両である14系も多少絡んでいるかもしれません。
14系寝台車を使った寝台特急は実はこの北陸だけで、1971年製造から約40年。
すでに陳腐化はかなりすすんでおり、代替車両が必要になっったが、先のとおり14系客車を使用している北陸に充てられる車両は残念ながらなかったようです。
北陸を残すには北陸用に新車を作るしか道がなかったのです。
これが災いとなったようです。


一方の能登は489系で運転されていました。
こちらはJR西日本の運行ですが、定期列車の運行は今日までで、今後は臨時で残ります。
臨時の運行はJR東日本の新潟所属の485系を使用する模様。
つまり489系の老朽化で廃止と同時に、JR東日本に管理を移管したことになります。
乗務員はJR西日本だとは思いますが。
臨時で能登と名乗りますが、実質別列車ですね。
能登も結構貴重な存在で489系のボンネット車両で運転されていました。
489系はまだ若干残っていますが、ボンネットの定期列車は能登のみ(間合いでホームライナーの運用もあり)
それも車両の老朽化で消え行く運命となりました


今回の2列車ですが、北陸新幹線の廃止を待たずに運行を取りやめる背景には車両の老朽化と書きましたが、JR西日本の厳しい台所事情も多少は絡んでいるのでしょう。


消えた2列車にはありがとう、ご苦労さまと声をかけてあげたいです。