ライトノベル『マリッジロワイヤル』

マリッジロワイヤル (電撃文庫)

マリッジロワイヤル (電撃文庫)

俺の名前は新城司。ごく平凡な学生──のはずだったのに。
突如現れた美人メイド姉妹に拉致された先は南国の島。
大財閥・日乃本財閥の御曹司だと告げられた俺の前にずらりと並んだ12人の女の子は……俺の花嫁候補!?
12都道府県の代表だという花嫁候補たちは、幼なじみに妹、ツンデレ、深窓の令嬢、初恋の人、男性恐怖症の女の子etc.……
これから俺の花嫁を決めるバトル「マリッジロワイヤル」が始まるんだとか。
本当に俺はこの中の誰かと結婚、しちゃうのか!? 

いつもの合同企画物のラノベ


シスプリ以来、こういった企画物の作品多いけど複数のヒロインといちゃいちゃできる作品を書くのは難しいよね。
漫画やゲームの方は未体験だけどw、少なくともこの作品を読む限り設定あって、ヒロインがあっての成り立つ作品。
小説だとどうしても複数と成り立たせるのが難しくて結局一人に焦点が絞られるんだよね。


その相手が読者好みでないヒロインだったら、どうなるだろう。
私は特に12人について知識無くて購入してみたが、ヒロインの描写が一人を除いておろそかになっている。
この作品表紙にもなっている朝倉メインで話が進むが、他のヒロインにスポットがあたりにくくてマリッジロワイヤルというキーワードが少し影が薄いかな。
主人公と朝倉に関してはそれなりの関係と描写が築けていますが、それ以外が皆無なだけに出だしとしてはどうかなと思いました。
あと11人どういう展開で攻めるんでしょう。


マリッジロワイヤルというものを本書で初めて知った私はこんな感想だけど、知ってる人が読むとまたにやにやする展開なんだろうか?


ちなみに私が気に入ったのはメイドの美宇さんだったりしてww



総合評価:★★