ラノベ作家の日記を読む日記 2010年3月20日

久しぶりのこのシリーズですが、今回も趣向を変えてみます。
今回は青少年育成条例改正案について日記を書かれている、ラノベ作家さんを中心に日記を読む日記です。


みかづき紅月の館 Byみかづき紅月
3月11日に書かれています。
基本的にみかづき先生自身は深くツッコミは入れてませんが、ラノベ以外にジュブナイルポルノも書いているだけにこれは他人事ではないかもしれません。
そもそも、この改正案そのものは私もちょっとどうかなと思いますが・・・。
日記でも書いてあるとおり、OKだったことがいきなり『今日からダメになりました』とか平気でいえるような内容の法律です。


形而上学奇蹟blog By風見周
このかた、今出しているラノベはほとんど引っかかるのではないでしょうか?
ご本人も心配しているようですが、こんな状況でもいつもの風見周節は健在なのが、安心させると言うか、あせっているというか・・・。
それよりも最近スランプで調子悪そうなほうが心配です。
最後のほうに、規制派の人を全員『中高生男子』にしてもう一度学生生活をさせるなんて、ファンタジー名ことを書いてますww。
これはどうかとおもいましたが、これに関しては実際にそういったことはないとしても、個人的に規制をかける人は一体どんな気持ちとか考えなんだろうと思いましたね。
実際に風見先生の書くような状況になったら、この考えも消えたりしてww。
いっそのこと、このネタでラノベ作品書いてみたらどうですか?
話題性だけは抜群で売れるかも・・・いや、それはないか。
できればレーベルはあとみっく文庫あたりで。
ということで、スランプで最近病んでいる風見先生にネタを提供


どッかのレーベルの新刊の公式紹介風に書いてみました。

鞍●泰●(54)は都議会議員
東京大学法学部を優秀な成績で卒業し、当時の大物都議会議員の秘書を13年勤めて40歳の時と議会議員に立候補。
初の立候補でいきなり初当選を果たし、現在も4期連続で議員を務めている。
その都議会では青少年に対する、性的表現に関する規制について議論が交わされているが、鞍●泰●は規制推進派の筆頭として精力的に活動している。
そんな鞍●泰●の元に、ある日突然、いかにもと言う格好の魔女が現れこういった
『あなたは、創作物について基本から学ぶべきだ』といい謎の呪文を唱える。
気絶した鞍●泰●が目覚めると、なんと何処から見ても完璧な美幼女ではないか!!』
魔女から『1年間創作について勉強をしなければ元に戻らない』という呪いを掛けられた鞍●泰●は、鞍●泰子と名前をかえて、日本の数々の作家を輩出している、日本創作学院という安易な名前の学校に入学し潜入するが・・・


そこは創作活動を実体験で感じさせて、創作意欲を掻き立てる学校だった!!


美幼女となった鞍●泰子に、触手が迫る!!


話題の青少年育成条例改正案に真っ向から挑む衝撃の問題作登場。
美幼女議員が創作を理解し、ただしい日本を作ります!!

あ、本のタイトル考えてなかったww
なんかいい案ありますか?ww


と言うより、こんなの売れねぇなwww





浅いっぽい By浅井ラボ
この方は結構過激で、規制派をとことん敵にまわすようなことを平気で書いたりしてます。
その内容は多少なりとも感情的な面も感じられますが、ぶっちゃけて書いているようにも思えます。
まぁ、この作家さんは今回とは別問題ですが、角●スニ●カー(伏字にしておきます)との間で色々ありましたし、読者の知らないところで規制になるような表現等の修正なんかをやっているようです。
その実、結構な苦労しているようです。
と、ここまで書きましたが、いいたいこと書いているような感じですので内容面では参考になるかどうかは分かりませんが、その内容は本音を書いているように思えます。
ですので、人として作家としての純粋な叫びとしては非常に参考になるのではと思います。
資料としてみるなら他の方のサイトを回るのがいいでしょうが、こういった本音の声を聞いておくのも悪くはないでしょう。
規制する側も、立場は違えどこんな感じで規制しようとしてるんですよ。


募集終了 By川口士
いつのまにかBlogタイトル募集終了してましたね。
私も応募しましたが、さいようされるのかな。
それとも『募集終了』がBlogのタイトルだったりして。


さて本題ですが、作家らしい分かりやすい創作でこの条例改正の恐ろしさを訴えています。
その規制側のやろうとしていることと今回の事例でどうなるか、また過去にこんな事があり、もし実際にそうなると今後どうなるか。
法律と言うものは白書形式と呼ばれる、一般人には意味不明な文章で書かれています。
この文章読むには正直言って『通訳が必要』です。
なので、法律の専門家や弁護士にお願いするのですが、それでも分からない事はあります。
まずは川口先生の内容を読んでみて、一体どういうことなのか簡単に理解してから事実を読み解いたりするのもいいかもしれません。


L.F.H.T. miscellaneous notes By長野聖樹
この方はラノベ作家の間でも、真剣に考えています。

・実際にどんなな内容なのか。
・どういったことが想定されるか
・どういうものがいけないのか
・もっと詳しく解説してあるところへのリンク
・反対するにはどうすればいいのか

そして規制する側の意見も取り上げたりして、みなさんで考えましょう。
ということなどが書いてあります。
そのため少し長いですが、結構な事が書いてあります。
正直詳細知るならこの方のBLOGみてリンク先に飛ぶと、本当に一通り分かるかもしれません。
そして改正には反対するべきであるが、自分はこうするべきだと意見も言ってます。


以上ですが、最後に私の日記はこんな感じ。

東京都青少年健全育成条例改正問題


さて、この条例ですが、その先も見据えた条例であるとの見方もあります。
作家や漫画家には結構な思想家の方もいますし、都民への協力義務というのも危うい要素です。


今回、規制する側のメンバーに警察関係者が含まれているのがなんとも怖いところですし、逆に作家や出版社等が全くいないで決められた改正案に加えて、3月30日で強引に可決させようとした、とても行政がやる事とは思えない余りにもスピーディーな展開にかなりの恐怖感があります。
また、この改正案は可決制定後にガイドラインを決めるというトンでも案で、その点からかなりあせって決議しようとしている考えが見え見えです。
それで先の取り締まりに関する規制の強い暗躍説が出てくるのです。
反政府や政府が不利になるよな批評を書いている作家さんがいますが、その人たちに児童ポルノ所持の罪を着せてとりあえず社会的抹殺を狙うのに使えそうな法案ということで、一部の人からは規制以上に懸念の声が出ています。
簡単に書くと

政府にとって不利益になるようなヤツは、適当な理由をつけてとりあえずぶち込んどけ

これができるようになる法律改正と言う事なのです。
つまりはポルノだの青少年などは一切関係ないのです。
なんだか中世にあった魔女狩りに近いことができるようになります。


私的には実はこっちを非常に心配しておりまして、色々書いている方もいるようですが、ここまで懸念している人はいるかどうかというところです。
規制する人たちも実際にはここまで考えてないと思います。
その人たち(いわゆるPTAや婦人団体)も、おそらくは見えない暗部に利用されているだけなのではないかと。
また、都議会で出た理由も

・国会では民主与党の体制になっている
・都議会では民主が最大派閥だが、共産などのほかの野党と一致団結しないと過半数にならない
・都議会と言う地方自治体を動かすだけでその効力が全国に及ぶ

実をいうと国会で法案可決より、簡単に通せそうな感じもします。
ここまで書けば分かるかもしれませんが、自民公明などがこの法案を推進している側になります。
逆に民主は最大派閥とはいえ、完全に決議決定の議席数がありません。


まぁ、ここまで書くとかなりの妄想が入ってますが、規制派のメンバーは婦人会やPTA、宗教団体に警察に旧国会与党など色々な人が絡んでいます。
それぞれがそれなりの利権を持って行動してます。
最終的に誰が何をしたいのかは全く持って不透明ですが、今回の改正案だけでは最悪ここまで読み取れる事は確かで、実際にそう思ってないならちゃんとまともな改正案を、もっと審議して決議するようにするだけの話です。
こんないい加減で不安定な法案を、即効で通す理由が私には分かりません。


最後に不覚にも笑ってしまったのがこれ

いのけんは「非実在麻雀牌」の規制に反対します(近代麻雀漫画生活様)

人間ってある意味たくまししいなと・・・
この改正法案でさえネタとして、創作を作り上げる事ができるんですから。


なお、リンク先は多少なりとも麻雀が分からないと笑えないかもしれません。