ライトノベル『生徒会の火種』
ブルマ、メイドと、青少年に夢と妄想をもたらす「黙示録」シリーズ表紙。生徒会の火種 碧陽学園生徒会黙示録3 (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 葵せきな,狗神煌
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2010/03/20
- メディア: 文庫
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今回はスク水だ! しかしなぜスク水?
そんなアナタの疑問にお答えする話の他、二年B組の奇想天外な修学旅行をレポートする、外伝第3弾!
いまどき電車3段寝台かよ!!
ドラマがでも載っていたのだが、修学旅行に行くときに利用したのが、鉄道マニアしか分からないような電車3段式寝台。
私が子供のころは珍しくなかったんだけど、今ではその存在が天然記念物級だからな・・・。
著者の葵せきな先生はなにか思いいれがあるのか?
あれって、ものすごい狭いんだよね。
特に上段は最悪。
どこかに画像がないかと探してましたが、この方のブログにありました。
新潟紀行 〜後編・越後湯沢・きたぐに編 その2〜 (テツタビ from 関西様)
この中に電車3段式の写真があります。
今現在この寝台があるのは、新潟と大阪を結ぶ夜行急行『きたぐに』のみです。
杉崎以下男性3人と女性二人は通路を挟んで、こんな車内で会話をしていたわけです。
さて、話が少しそれましたが、本編について。
最初はなんか、イマイチでしたがこの修学旅行編がとんでもなく良かったです。
なんと言っても、寝台列車の中で行われる、妙にハイテンションな会話に腹筋が止まりませんでした。
深夏の夢物語が特に最高ですww
その後にあった、今秋の火種のメインとなる10年前の生徒会役員の日記から。
まぁ、登場人物のイケメン春秋の行動で、この日記の書いた人の存在と立場が私にはバレバレでしたが、結果はそのとおりでした。
というより、この日記読んだほとんどの人が最初から分かっていたと思うよ。
たぶん春秋が出てきた時点でww
いや、別にそれがダメというわけではないです。
たとえバレバレでも、この日記自体は凄く面白かったです。
なんというか、書いた人の性格が読めないところがなかなかにして面白かったですし、読んでいる杉崎と知弦の突っ込みのタイミングがベストになるように書かれているところが良かったです。
最近のこのシリーズ、だいぶ波があるように思えましたが、今回は比較的良かったのではないでしょうか?
総合評価:★★★★