ライトノベル『悪役令嬢ヴィクトリア 〜お菓子な幽霊屋敷〜』

悪役令嬢ヴィクトリア〜お菓子な幽霊屋敷〜 (ルルル文庫)

悪役令嬢ヴィクトリア〜お菓子な幽霊屋敷〜 (ルルル文庫)

ご令嬢ヴィクトリアは人気紅茶屋のオーナー。
王室御用達の称号を得たヴィクトリアは、クラエス王子の兄に自分付きの一級調香師として王宮に来ないかと誘われる。
驚くヴィクトリアとクラエス
だが話していくうち、兄王子には王宮を去ったある女性に秘めた想いを抱いているように感じて……。
兄王子のためヴィクトリアたちはその女性を探すが、行き着いたところはなんと幽霊屋敷で……!?

お節介な負け知らずのお嬢様の今回の活動は、自ら悪役になるのではなく、悪役になっている元一級調香師レナーテを助けること。


今回はクラエスの兄王子も登場して、登場人物が増えましたね。
登場人物の使いどころがこの物語のキモだと思いますが、ヴィクトリアをはじめとした人物はあいも変わらず動き回る。
しかし、あからさまにヴィクトリアに好意を持っているクラエスの行動や言動に、まるで無関心を装うというより本当に気づいてないんだろうな。
クラエスがかわいそうになってきました。


最後はヴィクトリアの活躍で事件解決ということになりますが、幸せをつかんだレナーテを見たヴィクトリアはいったい何を思ったのでしょう。


それにしても、最後にクラエスに言った一言はグサリと着ただろうね。
頑張れクラエス
早く続きを読みたいです。


総合評価:★★★☆