2010年6月17日

ここのところ、相次ぐ小規模な鉄道事故が発生しております。
まずは京王電鉄

駅を誤通過、遮断前の踏切に

京王線中河原駅の誤通過によって、駅近くの踏切が反応できなかったためそのまま突っ込んでしまったと言う事です。
続きましてJR西日本で起こった事故

走行中に全車両の扉28か所開く

こちらは兵庫駅で起こった事故。
なんでも、反対側の扉が全部開いてしまったとか。


両社ともけが人等がいなかったのが幸いでしたが、下手すれば大事故につながってました。
今回、京王のほうは運転士勘違いによるのが原因。
JR西日本車両故障が原因でしたが、今回両社に共通する事がひとつあります。
それは安全装置が機能しなかった事です。
京王は人為的ミスによって安全装置が動作せず、そのため運転士の勘違いがさらに踏み切り遮断前に突っ込むという事態を招き、JR西日本は安全装置そのものが壊れた事による誤動作です。


一般的にこのような安全装置のことをフェイルセーフといいますが、両方ともそのフェイルセーフのさらに上を行く誤動作です。
これじゃフェイルセーフとしての機能は全くなっていません。
しかも、JR西日本はフェイルセーフの限界の露呈。
京王はフェイルセーフが人間次第でどうにでもなると言う事態を露呈してしまいました。
他の会社もどうか分かりませんが、更なる2重3重のフェイルセーフが必要になりそうです。
ひとつのミスが大事故につながる運輸業だけに、他人事ではないでしょう。


さて今日ですが、読書感想をUPしたいと思っています。