ヤングガンガン18号『咲-Saki- 第70局 東風』


さぁ、いよいよ始まった清澄の第2回戦。
前回長野県のレベルが低いという記者の指摘を受けた優希は、予選を一生懸命戦って敗れていったものたちの分も背負って叩く決意を固めた。


片岡優希は半荘戦だと、東場のみ滅法強いが、今回もその強さが遺憾なく発揮される事に

リーチ!!
片岡の親リーチ。
しかも、3巡目での高速テンパイでの親リーチ。
まさに絶好調。


実は南大阪の代表校はこの片岡を甘くは見ていなかった。
片岡の東場での異常な高確率な上がりと、実は起家の率も異常に高い事をつかんでいた。
この先鋒に限っては、永水女子の神代よりも片岡要注意としてきている。
で、この2回戦の東一局ですが、起家は片岡だった。


この事実で南大阪先鋒はかなり片岡を警戒する。
しかし最初にツモった牌がだった。
とりあえず、安牌でまわすためこのを捨てなかったのだが、問題はその後。

てっきりおりたかと思っていた神代が突然のポン。
しかも岩手代表の捨てた牌だった。
さて、このポンにより本来は片岡優希が取るはずだった牌が、南大阪代表先鋒に来るわけですが、それがなんとまたまただった。
さすがにこれも捨てなかった南大阪代表。


ちなみにポンしたあとの岩手代表と神代の表情

どうやら片岡を警戒しているのはなにも南大阪だけではないようだ。
神代のポンで東場高勝率の片岡優希の取る牌をずらしてツキをおとす作戦。
そう、長野の県予選で井上純が実際にやった、亜空間殺法に近い打ち方。
以前これで片岡はボロボロになった事があります。
さてを2個引いたあと、そのまま片岡優希の番になったのだが、今の片岡優希は一味違う

この引いてきた牌で見事にツモあがりを決めた。

  (ツモ)

の3面待ち。

リーチ
ツモ
平和
タンヤオ
ドラ1

20符5ハンで満貫、親なので4000オール。


つまりは南大阪代表は、いきなり優希の当たり牌をつかまされた事になるり、ポンで順番変更して本来清澄が取るはずだったあたり牌まで掴まされたことに。
嫌な予感と早めのリーチ攻勢によってを捨てなかったのは賢明だが、ポンがなくそのまま行っていたら結局を引いて優希は上がっていたことになる。
そうしたら、1発と三色同順が付いてさらに3ハンプラスで、親の倍満コースだった。
しかし神代のポンにより、親の倍満⇒満貫になった。


ポンでツキを逃されながらも、しっかりとあがった優希。
ポンをして親の倍満⇒満貫に落とした神代の勘。
いったい凄いのはどちらか?
それに、なんだかんだ言っても南大阪は結構やり手っぽいし、超だる〜〜の岩手もなんか不気味だ。


果たして清澄の戦いは如何に。



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