読書の秋強化期間 ライトノベル『気になるあの娘はエロゲンガー』

同一レーベル連続紹介 HJ文庫特集 第3弾

気になるあの娘はエロゲンガ―! (HJ文庫)

気になるあの娘はエロゲンガ―! (HJ文庫)

高校生一哉はある秘密がある。
それは兄が巷ではちょっ有名なライトノベル作家であること。
しかしながらその兄の性格がものすごい堕落っぷり。
なので、一哉は兄の変わりに書くゴーストライターであり、これは絶対にばれてはいけない秘密。
ある日、学校内で美少女小春とぶつかってしまった一哉は、ふとしたことから彼女の秘密の一端を垣間見る。
そんな偶然から始まる一哉と美少女達の学園ライフ

主人公含め、美少女達の基本能力が高すぎる。
高校生でここまで能力高い人がそろっていると、ある意味学園異能ブコメバトルだね。
主人公はラノベ作家である兄のゴーストライター
ヒロインはエロゲーの原画担当。
仲間は天才プログラマーに音楽家


よくもまぁこれだけの逸材がこんな狭い空間にそろったものだ。
これがいわゆるラノベの絶対というやつですねww


その集まった人たちが、一つのエロゲーを完成させるまで頑張るという話。
まぁフィクションなのでツッコミどころ満載としても敢えてスルーするが、一般向けラノベである以上お約束とハーレムが漏れなくくっついてきますww
この作品でも主人公一哉以外の仲間は全員女性。
顧問もヒロインの姉でこれまた美人という設定。


そんな夢のような状態を主人公はヒロインに微妙に惹かれながらも、シナリオを一生懸命に書き続ける。
途中歓迎会とか、スランプになったため美少女たちと順番にデートしたりとか、フラグを立てるイベントを経験して、一本のゲームを完成させた後は即売会での販売が待っている。
そこでは・・・まぁこれは読んでのお楽しみということで。


一本道の美少女ゲームを読んでるかのようなストーリー展開なので、すらすら読めてしまうが、反面起伏が多少あっても筋道ができているので大きく外れたり、大きな変動が無いまま物語は終わってしまう。
物語に何かを求めるような人には向いていないかもしれない。


総合評価:★★☆