マンガ『DARAKER THAN BLACK 漆黒の花2』

3巻が出るので急いで2巻を読んだ。
この"漆黒の花"は時系列的にアニメ1期『DARKER THAN BLACK 黒の契約者』と『流星の双子』の間の話になるらしいが、この漆黒の花だけでも結構面白いと思う。
ちなみに、ヤングガンガンで好評連載中。
今回は単行本2巻。



梓がいよいよ花に取り付かれ覚醒するとき。


ハーヴェストから受けた黒い花の力で、自分をもてあそび親友を苦しめたバレーコーチに復習を挑む梓と、それをとめる黒。
それにしても黒の戦闘能力の高さは異常ですな。
南米時代に軍事的戦闘教育らしきものを受けているらしいので、この強さは契約者としての高さだけではないですね。
この2巻は黒い花を契約者掃討の力に使い、完全戦士を作るのが目的の者とそれを阻止するもの。
そして個人的目的で動くものが、それぞれの路を歩んでとうとう遭遇したという感じ。
そのキーワードのひとつが梓の覚醒とその行動目的。
バレーコーチを殺す事だが、バレーコーチの死様はDARKER THAN BLACK史上でも、1,2を争う悲惨さと残酷さですね。
そのあとの警察vsハーヴェストなどもいい感じで描かれています。
本当に物語の導入部的な扱いだった1巻から比較すると、ずいぶん戦闘シーンや、契約者同士のバトルシーン、そのほかアクションシーンが多くなっており、物語が加速的且つ深みを増してきました。
ただの外伝にあらず、ひとつのDARKER THAN BLACKとして物語を作っていると思います。


このあとはパーセルの隠れ家で色々やる事になるのだが、それは3巻以降の話ということで。


総合評価:★★★☆