ライトノベル『はぐれ勇者の鬼畜美学2』

はぐれ勇者の鬼畜美学(エステティカ)? (HJ文庫 う)

はぐれ勇者の鬼畜美学(エステティカ)? (HJ文庫 う)

1巻で骨太の物語と表したシリーズの第2弾。
1巻に続いて主人公を主体とした物語かとおもいきや、今回は美兎にスポットがあたる。
結構、美兎視点が多くちょっと違和感を感じた。
1巻で感じた骨太なストーリーがちょっと崩れかけてしまった。
さらに悪いことに、終わったはずの異世界での騒動が、こちらの世界に及びそうな感じかと思ったら、まさかのところで終わるし。
1巻が良かっただけに2巻の構成がイマイチだったが、3巻のための布石作りと思えばそれはも良しとするかな。


主人公が鬼畜ながらもしっかり美学を貫き、まさに主人公している作風が魅力だったが、この2巻は3巻の前章という感じでひいたのでイマイチ感はぬぐえない。
だけど、その分3巻では主人公の鬼畜美額が大炸裂することを期待しております。


総合評価:★★★☆