ライトノベルランキング 2010年11月8日付

2010年10月25日〜2010年10月31日までに売れた文庫本のランキングです。
期間中にはファミ通文庫MF文庫Jコバルト文庫などが新刊を刊行しています。
また、角川スニーカー分などの角川系、HJ文庫の早売りも確認されています。

オリコン2010年11月8日付文庫本ランキング


今週は下記の作品がランクインしました。

第6位生徒会の九重 碧陽学園生徒会議事録9』
第15位『FLESH&BLOOD 16』
第24位まよチキ! 5』
第25位キノの旅 XIV −the beautiful world−』
第26位俺の妹がこんなに可愛いわけがない
第28位はぐれ勇者の鬼畜美学 3』

今週ですがラノベ不調でしたね。
そして文庫本全体もそれほどよくはありません。
というより、文庫本のTOP30に入る敷居が2年ほど前は10000部前後だったのが、ここ最近は8000部になっています。
もう、この8000部あたりがデフォルトになりつつありますね。
ということで、2年ほど前のTOP30は少なくとも30作品が10000部超えていたのに、20位あたりから10000部を割れる状況も多くなりました。
私、出版は詳しくないですが、文庫本で10000部というのは出版社的にはぎりぎりくらいの部数なのでは?
特に今週は18位から10000部を割れています。
5月くらいはTOP10だけが10000部超えとかあったような気もしました。


そんな状況下ですが、さらに輪をかけてラノベも不調のようです。
今週はMFあたりが頑張ってくれるかと思いきや、全く振るわず。
唯一の『まよチキ!』が先週に多く売り上げて残ったのみ。
ファミ通文庫に至ってはランクインせず。


今週初登場は6作品中2作品という状況下で、『キノの旅 XIV −the beautiful world−』が4週目に入ったこと、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』が再登場後、ある一定以上の売り上げを出していることが救いですかね。
初登場の2作品ですが、こちら方面では著名な『崎谷ハルヒ』さんの作品がランクイン。
この手の作品は、人気作家や人気シリーズはいつも安定して部数を稼ぎますね。
それから『はぐれ勇者の鬼畜美学』の3巻が、初登場だった2巻に続いてランクイン。
これはHJにとっては明るい話題。
今回も敷居が8000部だったので、かろうじて入ったような感じでしたが、この敷居のまま推移するなら、今後も入れそうですね。
ところで、3巻買った時に挟まっていたHJ文庫の宣伝チラシでしたが、『大ヒット御礼』とか書いてありました。
8000部超えるとHJ文庫的には大ヒットなんですかね?
もし20000部あたりまで達したら『メガヒット』とかに変わるのでしょうかww
個人的にはこの作品好きなので、もっと売れてほしいなぁと思っています。


さて来週ですが、角川スニーカー、ビーンズ文庫などが新刊を刊行しますが、ラインナップを観ると来週も苦戦しそうだなぁ。
ただ、これはどうなんだ?

なんか映画にかこつけていろいろ出してますがwww
これ4000円近くします。
ただ発売は10日らしいので、来週は絡んできませんが。


スニーカーはこの作品がどこまで伸びるかに期待したいところです。

2年連続でスニーカー大賞が出ましたが、今回の大賞作品はこの作品。
実はまだ読み終わってませんが購入しております。
シュガーダークは良かったことは良かったのですが、今度の大賞作品は前回とはガラッと変わったイメージがあります。
他のスニーカー作品は苦戦しそう。