ライトノベル『サムライガード7 決意と別れと新たな旅発ち』

サムライガード7 決意と別れと新たな旅発ち (GA文庫)

サムライガード7 決意と別れと新たな旅発ち (GA文庫)

愛香、毬藻、清海の物語もこれで終わり。


前回学園あげての総イベント「合戦祭」をテロリストに乗っ取られ、どうなるかというところで終わりました。
今回はその続きなのですが・・・


予想以上にあっけなく終わった


それはもう、今までにないスピードと、今までにない静かな動きで、あっさりでした。
物語的にはクライマックスがまるまる削除されたといってもいいくらい。
しかし、この作品クライマックスは此処ではなかった。
そのあとが本当の大詰めであって、テロリストとの戦いとかそんなものはどうでもよかったということ。
その大詰めでまさかの展開・・・


その大詰めのあとに、今まで出てきた人が一体どういう道を歩むか、この先どうなるのか。
それぞれがそれぞれの道を歩み始めましたが、今まですべてのことがあって今日ここにたどり着いた結果がこれでした。
メインをほとんど省いた部分を読んだときはどうなるかと思いましたが、終わりよければすべてよしということで、うまくまとめて終了でした。


ある意味本当に上手に作られた作品でした。
舞阪先生お疲れ様です。


総合評価:★★★★


以下ネタバレあり
実はこれで終わりとか書いておきながら終わりじゃなかった。
清海は徳川次期将軍実子として正式に徳川清海と名乗ることになって、警護寮総出の護衛対象になったため、愛香たちからは離れました。
そして愛香と毬藻はなにやら怪しげな新しい任務につくことになりました。
これからはこの二人で「真・サムライガード」として始まるようです。


それから清海は海外留学で、あのカタリーナとターニャがいるドイツに行きます。
清海の護衛はたとえ海外でも必要ですが、そこはカタリーナ嬢が護衛に就くことに。
この後日談も読んでみたいです。
それから清海を追って化野雪乃もドイツに向かいましたし*1、麗さんは警護寮に入るつもりです。


各人の後日談もなんか面白そうです。
こちらも期待しております。

*1:実際にはその準備をしているだけで、本当にドイツに行ったかどうかは不明