マンガ『ジオン公国 幼年学校１』

機動戦士ガンダム　ジオン公国幼年学校　（１） (角川コミックス・エース 304-1)

さて、上の記事とリンクしているわけではありませんが、偶然にもこの作品を読んだときに実にタイムリーに出ました。
ガンダム関係の漫画ですが、著者はご存知『新條まゆ』。
彼女がガンダムマンガを書くという日が来るという事態驚きましたが、そんな漫画を手にする私にもビックリだｗｗ
『覇王♥愛人』以来の新條作品です。

裕福な家庭に育った坊ちゃま『ラビ』と、貧乏で家庭の事情から母子家庭の下で育った『キリル』
この正反対の二人が、1年戦争開戦のU.C.0079にジオン軍幼年学校に入学したところからはじまる物語。
内部の対立やキリルとラビの関係。
孤立状態にワンポイントでシャアが出てきたりｗｗ。
かと思えば、戦争ってなんだろうとか、どういった軍人に育ってほしいとかそんな部分まである意味細部にこだわっているようです。
この作品は人間ドラマを主体にした物語でＭＳはほとんど出てこない。
しかしながら、著者が著者だけに今まで読んで来きたガンダム作品とはちょっと感覚が違って見えた。

キャラのつくりや人間関係、ガンダムといえどその物語背景はまさに新條まゆらしいといえる。
彼女のお得意の分野がガンダムの幼年学校を舞台に活かされて現れています。

ちょっと変わった系統の作品ですが、お手にとって読んでみるといいかもしれません。

総合評価：★★★☆

あと、メカがかけないとか書いておきながら、MS-06Sはしっかり描いていますよねｗｗ