ライトノベル『子ひつじは迷わない 回るひつじが2ひき』

サトウさんサイコー!!


前回大絶賛した今年度スニーカー大賞作品の第2巻です。
さて2巻ですが、さらに面白くなってますね。
なにがいいのかというと、キャラクターの自立性が凄く良く出ている所ですね。
誰が何をしているのかが良く分かるのです。
それが他人からの視点であっても分かり安い。
舞台が意外と閉鎖的なところもあるんだけど、その分キャラクターの立ち回りが良く描かれている。
それに加えて日常的なミステリーの構築が今回は上手に出来ていた。
今回は3本立て連作でしたが、最初の2本はパズルを組み立てていくような推理。
かと思えば、3本目はちょっと変わった系統に持っていってます。
この作品の広がり具合を上手に披露したようです。


こんな状況でさらに芯キャラが出てきました。
その名もサトウさん!!ww
いや、実は違うんですけど、その意味を知りたい人はぜひとも買って読んでください。


このキャラが初登場なのに、結構おいしいところを持っていったです。
味のあるキャラが出たと思ったら、竹田会長の奇人変人ぶりに拍車がかかるし、佐々原さんはよこしまだしww
そして仙波さん。
言動はあんなだけど、まさかの恋する乙女?!


キャラてんこ盛りと謎解きが面白くした第2巻でした。


評価:★★★★★


2巻続けて満点あげます。


私も甘いなぁ〜〜〜