2011年7月14日の鉄活動 後篇

さて、前回は辰野から123系に乗車するところまででした。
辰野から塩尻ですが、なんと100km/h超えて飛ばします!!
クモハ123系、フルノッチですよ!!
まぁ、クモハ123系で100km/h維持するには常時フルノッチじゃないと難しいだろうけど。
しかしながら、こんなにかっ飛ばすとは思わなかった。
ここでも、このローカル線が昔大幹線だったことを思い出させます。
かなり線路状態が良いんでしょうね。


さて、塩尻に到着し、特急しなの(もちろん自由席)で塩尻に向かいます。
目指すのはしなの鉄道屋代駅」ですが、最終的には上田まで出て、新幹線に乗り換えるので切符は上田まで買い、屋代駅で降りずに撮影することに。
乗ったのは115系快速電車の小諸行。

それにしても、篠ノ井⇒上田まで25.1kmしかないのですが、運賃は580円
地元の人はどう思うか知らないけど、高いですね。
実際にどのくらい高いかというと、JR東日本時代は480円でした。
まぁ100円の差ですが、大手私鉄で一番運賃が高い(と言われている)名古屋鉄道は同じ距離では490円。
「関東で一番高い!!大手私鉄」(と言われている)東武鉄道だと400円。
でも、やたらに運賃が高い北総鉄道の720円よりはましだろうとは思うww
ちなみに日本で一番安い(と言われている)東京急行だとわずか290円です。


こうして見ると、規模が規模が大きい私鉄と地方都市の私鉄はやっぱり高いのかなぁと思ったりもします。


そして無事に屋代駅につきましたが、留置線に

169系が留置中でした。
生で見るのは信越本線時代以来です。
それにしても、大事に使っているのは分かりますが、ところどころにボロさが目立ってきてます。
一番新しい物でも1969年製、さすがに限界は超えているのかもしれない。
しなの鉄道は財政難で、169系の置き変え計画が白紙撤回されているが、それでもいつかは消える運命にあるかと思う。
そんな169系も飯田線の119系、クモハ123と並んで貴重種かもしれません。


さて、屋代駅に来た目的は他にもあります。
まずはこれ

これは屋代駅跨線橋の中ですが、木造と鉄筋で明確に分かれています。
木造部分が長野電鉄屋代線(元河東線)の屋代駅になります。


先に書いておきますが、沿線と長野電鉄との話し合いで「廃止やむなし」との見解が出ています。
なので、事実上の長野電鉄屋代線の廃止が決定しています*1
そんなことを踏まえながら見ると、いつでも長野電鉄側が撤去できるようにしてあるとしか思えませんね。


実際に降りてみます。

これまた、なんともレトロな駅ホームです。
時代に取り残された地方ロ-カル線の佇まいです。
そんな長野電鉄屋代線も自動車交通の波で客足が減り、また長野県そのものの都市化傾向構造が変わり、客の流れが一挙に長野志向になった現在は生き残れなかったということですね。
千曲川の東岸を走る、まさに名前の通りの旧河東線こと屋代線を見てきました。


そして電車が到着。

使用している車両がこれまた貴重な長野電鉄3500系
営団地下鉄の3000系です。
長野電鉄も車両の世代交代が進んでおり、この3500系も廃車が進んでいます。
しかし、全車は無くならない模様。
ただ、この屋代線の廃止になったと同時に、運用に余剰が出るのは必至ですので、3500系がまた数を減らすのは間違いないとは思います。


さて、いろいろ見てきましたが、今回はほとんどなくなりかけている物や、貴重種を尋ねてみました。
おそらく、ここらの路線や車両は今回が最後となるので、これで見納めかもしれません。


この後は新幹線で東京方面に行くだけですので、特に写真等も撮影していないので、今回の旅はここで終わりということにしておきます。
また、次があったら今度はどんな旅をしようかな。

*1:ただし、以降どんな感じで進展しているかは不明