吼える魔竜の捕喰作法

吼える魔竜の捕喰作法 (HJ文庫)

HJ文庫新シリーズ。
著者は笑わない科学者の内堀優一氏。

さて、タイトルはこんなだけど、特に捕喰がどうのこうと言った細かいところまでは突っ込まない内容。
主人公は肉屋でヒロインが予備役の騎士というありきたりなのか、変わっているのかは分からない設定。
主人公の肉屋にこだわる姿勢はともかく、ヒロインと主人公の人としてのつながりに重点を置いているので、回り道や寄り道がなくすっきりした展開、ある意味王道ストーリーだった。

ただ、今後も続けるとなると、主人公がかなりバランスブレイカーなのは、続ける上ではどう転ぶかは分からない。
それと、謎の組織が出てきて続けられる格好にはなってはいるが、かといって主人公とヒロインの基本的な謎の部分は、お披露目されちゃったわけだし、なかなかに先の展開は読めません。

硬くもなくお気楽でもない、竜を狩る肉屋という設定だけが少しだけ風変りな、王道ファンタジー・・・というのは大げさかなｗｗ

そこそこに楽しめました。