関越道バス事故

今日、仕事で群馬に出張でした。
例の現場も通りました。


さて、予想どおり事故から数日たって、マスコミの報道ぶりに拍車がかかってきました。
おそらくは遠距離バスツアーの実態や、事故を起こした会社並びに運転士のスケジュール等が明かされていくことだろうと思っていましたが、全その通りに動いている。
数年前にも大阪で事故があったが、それも運転手の過労によるもの。
今回もどうやら運転手の過労によるのだが、この話何も今始まったことではなく、すでに何件か事故を起こしている。
アーバスの実態は現場では相当ひどいという噂は聞いてましたので、せめて起きる前に実態について報道できなかったのか
実は国土交通省でも実態を把握し、問題にしていたようなので、近いうちに何かのアクションを取る予定だったとか。
具体的には、普通の路線乗り合いバスと同様な規制を施行するつもりだったようだ。
この事故で今後規制する方向が加速するかと思う。
しかし、もう少し早めに動いておくべきだったと思う。


ところで、この話なにもツアーバスに限らない。
今、日本のすべての産業が人件費削減、コスト削減でぎりぎりのところで経営しています。
特にコストを削ると、真っ先にやり玉に挙がるのが人件費。
次が材料費でしょうか。
固定費を安く抑えるとしても、人件費削減はどこの企業の責任者にとって共通の問題のようです。
そうなるとどうなるかというと、やはりやってはいけない、もしくは気付かないうちにやってはいけないところと連動しておろそかになります。
それが安全面です。
特に交通業界、食品業界はこれを怠るとどうなるか。
それは言わずとも分かるかと思います。
今の価格破壊の食品、ツアー、商品その他もろもろは、ほとんどがそういったぎりぎりの線で作られているということです。




これで、ツアーバスが今後どうなるか分からないが、同じことを繰り返したら、亡くなった人とその遺族は本当に報われない。


最後に、お亡くなりになられた方々のご冥福を祈ります。