バイト先は「悪の組織」!?2

バイト先は「悪の組織」!? 2 (KCG文庫)

バイト先は「悪の組織」!? 2 (KCG文庫)

いや〜〜この作品というより、このKCG文庫でしたか、レーベル毎すっかり抜け落ちていました。
この作品2巻ですが、2012年11月刊行で、1巻が2011年10月刊行。
相当間が空いています。
実に1年以上。


偶然書店で棚に陳列されていたのを発見しなければ、気がつかなかったです。
そもそも最初見つけた時も「どっかで見た作品だなぁ〜〜」と1巻を読んだことを思い出すのに5分くらいwwかかりました。
こうして見ると、ラノベ作品ってやっぱりある程度期間を開けると不利になるとは思います。


さて、作品の方ですが、1巻を思い出すと、確か主人公が戦闘員ながら悪の組織にはお約束のマッドサイエンティストの生み出した、スワン砲なる最新最強兵器で辛くもヒーローに勝利した後の話。
主人公は5人の弟妹を抱える長男で貧乏。
そのため生命保険つきで入った悪の組織のバイトで生計を立てているが、その途中で衝突した正義の味方がなんとその妹だったことがわかり、驚愕したのを軸に(これも1巻なんだがww)さらには、妹がまさかの彼氏を連れてくる(彼氏も正義の味方)ので兄として父親代わりとしてその彼氏との対決(これが2巻ね)する話。


一応悪の組織、正義の味方も出てくるのだが、今回は主人公の恋愛模様と妹の彼氏との対決がメイン。
2巻にしていきなり正義vs悪の構図が、娘の彼氏vs娘の父親という何ともシュールでがらっと変わる方向転換だった。
最後もまさかの展開(まさかだね)で終わるのだが、文章そのものは読みやすいのだけど、前半に出てくる二宮金次郎がよくわからんかった。
あれは今後の伏線なのか?
タイトルこそ「悪の組織」だが、どうもしっくりこない2巻だった。
要するに物語の起伏が読めなかったということですかね。
メインは先に書いたとおり「娘の彼氏vs娘の父親」なんだけど、物語前半と後半がどうにも結び付かなかった。


今後の展開に期待します。