できそこないの救世主

できそこないの救世主 (KCG文庫)

できそこないの救世主 (KCG文庫)

よくあるパターンの物語。
主人公は無能でとりえがない。
しかし内に秘めるその能力はとんでもないものがあり、あるとき覚醒する。
そして主人公はお人よしで、努力家で、どんな強大な壁にも立ち向かう。


というお約束の主人公、覚醒すると無双パターンの物語。


と書けば聞こえはいいが、ちょっと変わったところがあって、それはどういうことかというと、たいていこの手の物語はクライマックスで主人公がピンチになったときふとしたことで覚醒するものなのだが。
しかし、この物語は覚醒しないで終わった・・・・・・・
いや、物語中で覚醒(というより、別の何かが存在している)するんだけど、それはかなりの序盤でのことで、これが何かの伏線になるんだろうと思ったら伏線のまま終わっちゃったよww
ある意味、予想外の展開だったね。


そして最後に意味ありげな組織が登場し、これからどうなるのかという感じの終わり方。



この1巻で終了だったらどうする気だったんでしょうかねww



とりあえず2巻も出ているので、続きを読んでみようかと思いますが、さてどんなことになっているのか。