小田急、3月からの地下駅の写真を公開

資料はないのですが、梅ヶ丘-代々木上原が3月から地下になる告知と地下駅の写真が各駅に告知ポスターとして貼り出されました。
さて、ここで詳しくない人のために解説しますが、この区間の地下はもともと通過線用の下層と、各駅停車用の上層に分かれる複線2層式になる予定で、今回は一挙に開業しません。
今回開業するのは通過列車が走る下層の部分です。
2層式のため、先に深い下層を開業させて線路を移した後に地上の線路を撤去。
その後上層になる部分を掘って完成ということになります。
したがって、各駅停車からロマンスカーまで全列車が通過線を走行することになります。
今回の地下区間には"世田谷代田、下北沢、東北沢"の3駅が地下に移設されますが、このうち世田谷代田と東北沢は各駅停車しか停車しないために、今回開業する地下ホームは暫定ホームということになります。
よって、上層部開業と同時に再び改造されます。
東北沢は各駅停車用の島式ホームの両脇にさらに通過線があるスタイル。
したがって、駅ホーム本体は上層部開業後も各駅停車のホームとして使われますが、開業後に通過線となる線路に各駅停車が走るため、当面はホーム幅を仮説で広げて対応します。


一方の世田谷代田駅は、完全に上下分離される2層区間トンネル内に駅ができるため、通過線は本来ホームがない状況です。
したがって、ここに作られる仮説ホームは上層部が開業した後には完全に撤去されます。
まずは地下ホームに移設されるために消える地上ホームと、そして暫定で作られる通過線の世田谷代田駅ホーム。
この2つがわずかな期間ですが存在することになります。ひとつの時代の中に消え去るホームですからそのわずかな期間を眼に焼き付けておくのもいいかなと。