iPhoneで左右された?携帯電話通信各社の営利

先ごろ、携帯3社の営業利益が出ていました。
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25年3月期決算 携帯電話大手、iPhone販売が左右(Yahooヘッドライン-産経新聞提供)

ソフトバンクdocomoの営利が肉薄していることに関する記事と、その原因がiPhoneの販売に結び付けているが、あまりにも単純に書かれているかと思う。
経営にはど素人の私でも、これはiPhoneだけが原因ではないと思います。


まずソフトバンクの今季最高営利に関してはiPhoneの恩恵は間違いないだろうが、これは裏を返せば、ソフトバンクはもうiPhoneの日本下請けといってもいいくらい依存度合いがでかいことになる。
ということはiPhoneがこけると、ソフトバンクもこけることになる。
そして具体的な額が書いていないのだが、docomoが4兆円以上の売り上げを誇るのに対し8000億円の営利。
AUもほぼ同じ売り上げながら6000億円ちょっと。
この2社がこんなにも、売り上げと営利に差がある。
つまり、その差が人件費であり設備増強や維持修繕などの費用に充てられているということで、それだけの金を使わないとあの回線を維持できないということ。
売り上げが極端に伸びたAUでさえ、docomo以上の費用を払って維持しているということです。


で、ソフトバンクの場合はどうなんだろう。
売り上げがこの記事には書いていないのでわからないが、さすがにdocomo以上の売り上げはないだろうと思うので、その差は少ないかと。
つまりはそれだけ安い額しか回線維持費用にかけていないということになるかな。


高い金をかけても回線品質を維持しようとするdocomoKDDIに対し、営利を求めるソフトバンクモバイル
企業としては営利も大事(特に株主相手には)
でも、記事に書いてある本業の営利以上に、回線の品質やサービス等に影響を与えては本末転倒かと思います。


これがどうなるかは、まだ今後の展開次第だけど、回線品質に関してはやはり金次第かなぁということが、何となくわかったようで、やっぱりわからんww