第3の電話登場と騒がれている"楽天でんわ"

GIZMODOでの記事

090/080番号を使えて通話料が半額になる「楽天でんわ」発表。第3にして最強の選択肢かも。(GIZMODO)

あらたに登場した系統の電話と騒がれています。
さて、一体どういうものなのか?


それは仲介役を果たすことにより通話料を安くる電話サービス


ということです。
この楽天電話サービスを申し込み仲介してつなぐと
一律10.5円/30秒
という値段になります。
この値段、今はやりの050Plusより高いし、また同じ楽天グループであるFusionコミュニケーションと比較しても高い。
またはLINE同士ならなんかは無料でできるし。
なのに、これが今後の目玉となる最強の第3の電話だとGIZMODOが言い張るのにはわけがある。
その理由は大きく2つあります

通常の電話回線であること
発信者電話番号が同じであること

この2つが大きなメリットなのである。
先のLINE、050PLUS、Fusionはすべてネット回線を使ったIP電話サービス。
そのため安いが、通話品質はネット回線状態に影響されるし、通話品質の面では通常の通話にはかなわない。
これがこの"楽天でんわ"だと違う。
先に書いたとおり、この電話は楽天でんわサービスが電話回線網と仲介することにより、安く済ませる仕組みになっている。
そのからくりは、電話する相手の電話番号の前に"003768"という番号を付けて発信する仕組み。
これをつけると仲介役に楽天でんわを利用することになり、10.5円/30秒が適用されるということなのです。
だから"003768"をつけなければ、本来契約している携帯電話会社の回線を使うことになり、昨今のLTE契約だったら21円/30秒になります。
ということで


相手が自分の契約している会社と同じ電話会社だったら、いつも通りの番号で発信*1
違う会社だったら"003768"をつけて発信して楽天でんわを利用する

こんな使い方をすれば、月々の電話代をかなり節約できるわけです。
しかも、IP電話と違って、どっちで電話しても相手には自分の携帯番号090・・・あるいは080・・・で着信します。
だから050の番号を教えておく必要もないのです。


これがこの"楽天でんわ"のメリットと有効な使い道です。
そこがGIZMODOの一押し??の理由でしょう。
この仕組みが理解できれば、確かに利点を感じる人もいると思います。


ただし!!


それはこの"楽天でんわ"いかにも新生のよさそうなサービスであるかのように受け止められるが実はそんなことはない


私はNexus5に変えたが、それより前はXperiaZ、さらにその前はiPhone4s(シムフリー)を使っていた。
そのiPhone4sの時代・・・今から半年前のことだがすでに、これと同じサービスを私は利用しています。
それがG-CALL


こちらは頭に"0063"をつけて発信するサービスで、楽天でんわと同じ仲介サービス。
こちらはソフトバンクテレコムの仲介回線を利用しており、値段は10円/30秒。
私は7月より既にこのサービスを利用していますが、通話品質はいいですね。
一応Fusionコミュニケーションも契約していますが、よほどのことがない限り今はこちらがメインです。


G-CALLに続いて、今回あらたに"楽天でんわ"が加わりました。
電話仲介サービス、今後も第3、第4が続くかどうか。


ちなみに、もうひとつ利点があるとすれば、G-CALLも楽天でんわも基本料金は無料ということ。
つまりは使わなければ料金は取られないということです。

*1:ただし、docomoはXiカケホーダイに入っていることが前提。ソフトバンクAUは1時〜21時に限った場合