docomoからiPadが発売することによるいろいろなこと

先日、docomo-iPad取り扱いの正式な発表がありました。
これで国内大手3キャリアのiPhoneiPad取り扱いで横並びとなりました。
さて、今回のdocomoiPadですが、発売そのものが注目される中、発売と同時に私個人が気になるポイントを3点あげてみます。


1.SIMフリー版の展開
実はdocomoからいつ出るのかはともかく、出ることは確実であろうといわれていました。
なぜかというと、そもそも旧FOMAプラスエリア帯域である800MHzのBAND19に最初から対応していること自体、docomoを意識しているとしか思えません。
それはiPad-mini retinaAirが出たときにこの帯域が使えることを知ってから常識としてマニアの間では思われていたでしょう。
あれからはだいぶ経ちましたが、以下のような推測がすでに発売直後には建てられています。

Band19対応⇒docomoで使える⇒いずれdocomoからでる

という図式です。
iPadの最新機種は10月に発表で11月上旬に販売開始、しかしその約1ヶ月後にビックニュースが待っていました。
それがiPhone5s、5cのSIMフリーモデルの販売。
docomoからiPhoneが搭乗してから約2カ月後のことです。


となれば先の図式からして、docomoからiPadが出れば少し遅れてiPadSIMフリー版が出るんじゃないのか?
と思っても不思議ではありません。


さてiPadSIMフリーは出るのか出ないのか?

私個人の見解:SIMフリー版は発売される可能性は高い

常識的に考えれば次の2番の項目により、出ないと考えるのが妥当です。(先に次の項目について読んでもいいと思う)


しかし、あえて出ると思ったのは世界第3位の端末メーカーHUAWEIの存在です。
このHUAWEISIMフリー端末を日本国内のキャリア通さずに発売するとの告知を今日出しました。
今回はSIMフリースマートフォン2機種でしたが、HUAWEIにはこれ以外にiPadキラーとも呼べるモデルが存在します。
MediapadX1というタブレットです。
このタブレットバルセロナでかなり高い評価を受けており、すでに中国では廉価版含めて販売開始。
HUAWEIスマホ含め4機種ほど日本でSIMフリー端末を出すと言っており、残りの機種のうち一つがおそらくこれであると思います。


HUAWEIが日本市場に本格的に入ってくることになりそうです。
そうなるとAppleも焦る可能性は高いです。



2.海外SIMフリーなのか


先行で販売しているソフトバンクAUですが、これらは実は海外ではSIMフリーなんです。
AUは動作保証対象外と言っているようですが、ソフトバンクは海外ではsimフリーであることを公言しています。
では、今度出るdocomo版はどうなのか?


個人的にはこれは同じく海外SIMフリーになると思います。
なので、先のSIMフリー版が出るかどうかは怪しいかなと思ったのですが、SIMフリーの方はこれはこれで沿いういう展開もありかと思いました。



3.テザリングは?


docomoの端末はテザリングをする際APNがテザリング用に自動で書き換えられ、docomoのSIMじゃないとテザリングできないという仕様になっています。
そう、今まではdocomoiPadがなかったのでいいのですが、docomoからiPadが出ることに際し一番の懸念されるべき事柄はこれなんです。
iPhonedocomo向けが存在しないiPhone5までは、LTEはできないこそ海外SIMフリー版ではAPNが設定でき、mopera運用ができました。
もちろんテザリングもできました。
しかし、5sになってからその状況は一変します。
docomoの回線を使うときはどうしてもテザリングが矯正される・・・・すなわちMVNOのSIMではテザリングできないのです。


今回docomoから発売される端末はSPモード接続。
今まで出ているdocomoタブレットdocomoのSIMじゃないとできないので、おそらくテザリングdocomoのSIMじゃないとできないと思われます。
しかし、もっといやなのは海外SIMフリーモデルでもテザリングできなくなること。
iPhone5sは海外版もdocomo系のMVNOではテザリングできないとか・・・?
これはdocomoから正規にiPhoneが出たためといわれていますが、iPadでも同じことになるのではないか?と懸念しています。


いずれもまだ推測の域を出ていませんので、実際に検証するのは販売開始後でしょう。
それまでどれだけ人柱が出てくるのか・・・