ロムニア帝国興亡記3

戦史ものと戦略物を合わせた舞阪氏のシリーズ。
最近の同氏の作品は、お約束のエロいシーンがけっこう入っているが、この3巻は控えめ。
ただし、濃厚ww


この作品、サイファカールを筆頭に登場人物が多く、主要の部下だけで13人。
これらの人物の扱いは物語のサイファカール自身ではなく、書き手の舞阪氏が書ききれていないようです。
いまだに数人の人物の見せ場がないのが少し不安。
ただ、アルアラ軍団長のリリィが少し出番があったので、巻を追うごとに少しずつ出番が増えるのかと。
13人のうち見せ場がない人は今後どうなるのかも物語の面白さを左右するかもしれない。
そして、この3巻ではサイファカールのライバルとなる皇太子以外の陣容も出てきた。
いよいよ群雄劇の幕開けといったところですね。


この物語はサイファカールがいかにして帝国をまとめ上げたのかという、一種の歴史解説書の体裁を取っているので、すでにゴールは見えている。
しかし、それでもいったいどうなるんだろうという期待感と、どんな舞阪氏のエロいフルコースが待っているんだろうと、以降も期待します。