軍オタが魔法世界に転生したら、現代兵器で軍隊ハーレムを作っちゃいました!? 1

偶然なのか、先日紹介した"武に身をささげること・・・"と同じ記憶を持った転生物。
先のが武術ならば、こちらはファンタジー世界に近代兵器を持ち込んだ。


主人公は近代兵器マニア(いわゆる軍オタ)で、転生後の世界で銃器を作り活躍する話というのが簡単な説明だが、ファンタジーにおける近代兵器の扱いを意外とまとめているのがいいかもしれない。
主人公がなぜここまで兵器が作れるのか、この世界であり得ない兵器をどうやって作るのか、それを活かしてどう戦うのかなど、転生前の状況と転生先の世界観をうまく合わせてファンタジー世界に近代兵器を持ち込むことに成功したかに思える。


この作品も第1巻は転生後の主人公がなすべきことをなして、育ての親から離れ旅立つところで終わるが、今後の活躍も書けそうな気がする。
作品の特性上、どう押しても銃器の解説には、おそらく著者が詰め込んできた詳細な知識を披露せざるを得ない。
こういったマニアックな知識を作品で展開することは、以下に解説といえど適度な内容と長さで終えるのが重要。
この作品は物語に登場する銃器は弾薬に至るまで、事細かな説明があり、その部分だけ抽出するとかなりうざい。
しかし、先に書いたとおりうまくまとめこんで、やたら長い解説もどうにか読めるようになっている。
この辺はうまく作ったなと思います。


一つだけ気になるのはヒロインとの絡み。
この第1巻でまぁああなってしまったので、そっち方面はどうするんだろう?
今のラノベにハーレム要素は欠かせないと思うが。
そっち方面は今後弱そうな内容か、期待できないかもしれない。