生徒会の一存 第7話『踏み出す生徒会』の電車ネタ

今回はアニメ本編には触れるつもりはなしww
第7話『踏み出す生徒会』で碧陽学園生徒会は東京に向うのだが、そのとき使ったのが『北斗星』だったので、そのシーンを。
アニメって、こういったシーンはいい加減に描かれることが多いのですが、このアニメの場合結構凝ってました。


番組開始4分15秒

なんとも渋い昔ながらの開放式客車B寝台。
12両編成中8両が個室寝台*1で、たった1両だけの開放式B寝台を選ぶとは、中々の通ですなw


番組開始4分23秒

杉崎が渡されたのは、なんと『青春18きっぷ
JR全線普通列車のみに乗れる企画乗車券。
思わず杉崎の突っ込み
『東京まで一体何時間かかると思ってるんですか!!』


ちなみに全行程18切符で行くとすると、札幌-東京は2泊3日のコースです。


番組開始4分43秒

札幌を定刻どおりに発車
牽引機関車はは函館運転所のDD51重連
ここもしっかり再現されてますねぇ。
ところで、車掌の声がなんと肝付兼太さんですよ!!


999バンザイ!!wwww


番組開始4分55秒

結局杉崎は自腹で乗車券と特急券とB寝台券を購入。
杉崎の指で見えないが、値段は合計で25270円です。
寝台料金、特急料金には繁盛期、閑散期、通常期の設定はありませんので、8月10日の繁盛期中でもこの値段ですね。


番組開始8分5秒

正面の絵だけだが、この機関車は函館運転所青函派出所属のED79交流電気機関車
牽引区間は、函館-青森信号所の区間で、青函トンネルはこの機関車が牽引します。*2


番組開始10分23秒

北斗星もいよいよラストスパート。
機関車もちゃんとF軸機関車に変わってます。
青森信号所-上野の牽引を担当する、JR東日本の田端運転所所属、EF81型交直流電気機関車ですね。
でも、パンタグラフが二つあがっているぞ。
ということは直流区間を走行中のようですね。
しかし、ここでやってしまった。
北斗星の運用に入るEF81は、黒磯駅の無停車交直流切り替え対応改修車に限られるので、カシ*3、星*4、虹*5の3種類のうちのどれかがしか牽引することはない。
しかし、アニメの絵はノーマルのEF81なので、この絵は実際にはない。


番組開始10分21秒

JR東日本方式の駅名表示板。
これはよく再現できてますね。
ちなみに大宮駅3番線を、京浜東北線の2番線ホームから見た絵と推測される。


それにしても、アニメのスタッフが作ったものにしてはかなりのいい出来ではないでしょうか?
お見事と言っておきましょう。
さて、今回はアニメ本編には全く触れませんでしたが、最後に一言。


今回、生徒会メンバーは、東京にいく必要はあったのか?


そして、東京に何しに来たのだろうwww


今回一番だったのは、やっぱり肝付兼太さんの車掌だろう。

*1:1両は食堂車、1両は電源車、1両は簡易コンパートメント

*2:青函トンネルは青函ATC搭載車両しか通れない。しかも電気運転の車両に限られる。

*3:カシオペア塗装のEF81のこと

*4:流星マークの入ったEF81のこと

*5:レインボー塗装のEF81