ICカード名称は『manaca』に決定

ICカード乗車券の名称とデザインを決定しました(名古屋鉄道)

名古屋鉄道名古屋市営などの名古屋近郊の私鉄、交通局などが導入するICカードの名称は『manaca』に決まった。
導入するのは下記の6事業者

名古屋鉄道
名古屋市交通局(市バス・地下鉄)
名鉄バス
豊橋鉄道
名古屋臨海高速鉄道
名古屋ガイドウェイバス

日本の真ん中付近に位置する事業者が手を取り合って導入するところから、真ん中を意識して『manaca』となった。
導入は2012年2月の予定。


なお、導入当初から電子マネー機能を搭載しており、使用店舗も900店舗を目標に順次拡大。
2012年を目途にJR東海TOICAJR東日本Suicaとの相互利用も検討されている。
近鉄の導入しているPiTaPaについては、現在相互利用の話は明確になってないが、近鉄側としては前向きに検討したいとの回答が出ている。


とまぁ、ここまでが公式的な発表です。
ここから私的で勝手な意見を。
正直TOICAそのまま導入でもよかったんじゃ?
いきなりツッコミどころ満載のトンでも発言ですが・・・。
名古屋って、500万人規模の大都市だが、鉄道の利用者は正直少ない。
名鉄は100万人/日以下、名古屋市営も110万人程度。
JR東海でさえ、150万人だが、これは静岡岐阜や新幹線を含んだ利用者数。
JR東海の全利用者の3割が新幹線で、残りのうち8割が名古屋圏だと仮定すると約100万人。
1日あたりの名古屋圏の鉄道利用者はたった300万人です。
これに豊鉄、バス事業者、あおなみ線含めても50万人越えることはない。
これ東京急行より若干多いだけ*1JR西日本400万人、東京メトロは650万人、JR東日本に至っては1600万人もの人が利用しています。
その少ないペイをTOICAmanacaで奪い合うわけですか・・・。


すでにTOICAが先行して導入されている名古屋地域で、このICカードはどこまで普及できるか。
まぁ早々にTOICAsuicaとの相互利用に踏み切る事を考えているのはプラスだと思いますがね。


とにかくがんばってもらいたいものです。


あと、この名前はどうなんだろう・・・。


ICカードですが、たくさん増えましたね。
とりあえず、古いバージョンですが再掲します。

確か日本国内には90種類くらいのICカードが存在するんじゃなかったかな。
そこに新しく『manaca』が加わるわけだ。
ちなみに交通系ICカード(非接触式乗車券)は基本的に地域事業なので、全国展開はありえない。
今後も事業者ごとに増える見込みになると思う。
ただ、事業としてやっていくなら500万枚は普及しないと成り立たないのでは?
独立系は事業としてやってないと思う。
おそらくは経費削減なんだろうね。


その点suicaは事業としては、かなり痛い方向に向っていると思っている。
実際には相当普及しており、事業も黒字のようだが・・・。
まさにJR東日本だからできることなのだろう。
やっぱ凄いやJR東日本は・・・余裕があるなぁ。
個人的にはあまり好きではないのだがww


TOICAmanacaともにsuica相互利用後にsuica使用権利料払いすぎて、JR東日本に食われないようにがんばってもらいたい。



suica東日本旅客鉄道株式会社の登録商標です。
TOICA東海旅客鉄道株式会社の登録商標です。

*1:東急は270万人