謎が謎を呼ぶ京急のダイヤ改正

ここ2日ほど、このブログの来訪者がとてもたくさん増えております。
このブログ、平均で300人/日(ユニーク)ですがここ2日ほどは700人前後となっています。
それもこれも『京浜急行』に絡むところからの来訪者が多いです。


さて、すでに大多数の方がご存じだと思いますが、5月16日に京浜急行京急蒲田駅付近を中心にした、立体交差工事の上り線が完成します。
これにより、空港線も暫定で複線化、環八も上り線の暫定高架をとりやめて、今度は下り線への転用工事が開始。
さらに大鳥居-糀谷にシーサスが設置され、空港線の信号形態も変化しました。
そして、上り線は1面3線という特殊なホーム形態になり、空港線の列車接続ができるうえに、本線優等列車普通列車の待避が行えるようになります。
これらの使用開始に伴う改正が5月16日からあると思われます。*1


ここまではだれもが予想がつくところですが、ここにきて最大の疑問というか謎が起こっています。
その内容は『京急が報道発表資料で5月16日のダイヤ改正の内容を発表したのに、なぜかその日のうちに消した』ということです。
まずは、その京急が発表して削除したダイヤ改正の概要をもう一度ここに書きます。

エアポート快特の新設
エアポート急行の新設
快特京急ウイングの金沢八景停車

ここが大きなポイントでした。


さてこの概要ですが、先にも書いたとおり、その日のうちに削除されています。
発表後は京急のダイヤの内容について、いろいろ議論や興味がそそがれましたが、削除後しばらく経って今度は『京急はなぜ削除したのか?』という疑問を検討したり意見を出したりする所が散見されるようになりました。
そこで、一体どんな話がネット上に挙がっているのか、ピックアップしてみました。

実は2年後のダイヤ改正の概要なんじゃねぇww

ダイヤ改正の日付を間違えた派の中から、まずはこの内容。
実は京急は間違えて2年後のダイヤ改正予定を出してしまった。
それに気がついた京急があわてて削除したという意見。


さて、この2年後というのは一体何か。
それは下り線の高架が完成する時期のことです。
この下り線の高架完成と同時に京急蒲田駅付近の完全立体化が完成するため、それに合わせた内容だったということです。
ただ、いくら完成時期が見えていたとして、2年後のダイヤ改正のWeb公開記事がすでに完成しているのはおかしいのでは?
と思いますがww
たぶん、2年後のダイヤはすでに骨格が出来上がっているとは思います。
でも、Web記事を今から用意しておくにはちょっと考えにくいですね。
記事がなければ間違えて公開することはないと思いますし。

大田区からクレームが入った

これはエアポート快特のことです。
品川-羽田空港ノンストップの目玉ともいえる新種別ですが、通過となった蒲田駅を要する大田区からクレームが入ったのでは?という意見がありました。


でも、5月に改正が決まったこの時期に、たとえ地方自治体からクレームが入ったところで、いまさら変えられないでしょう。
これが原因だとすると、通過の事実が大田区民に広まらないように、改正ぎりぎりまで隠す意味を込めて削除したということにもなりかねないですね。
まさか、京急がそんなことをするのか?


ただ、もし次の概要の発表後にエアポート快特京急蒲田停車になっていたりしたら、まずクレームが入ったのだろうなと思って間違いないかもww
でも、停車させることはできるのか?
あと1カ月を切ったこの時期に・・・・。
ただ、本当に協議しているという噂も出てました。
まぁ、停車させることは無理にしても、1年後くらいからは蒲田停車なんていう感じで調整していたりして。

7月か10月改正の内容を間違えてUPしたんじゃない?

こちらも改正時期を間違えてUPした派。
7月と10月という意見があります。
まず7月ですが、これは言わずと知れた、京成電鉄成田スカイアクセスの開業です。
都営を介して直通を行っている京急も影響は受けます。
そのため、本来は7月に大きなダイヤ改正するのではないかという意見が多かったです。


10月ですが、これは羽田空港国際線ターミナルビル開業です。
このとき、東京モノレールと同時に京急にも国際線ビル駅が開業します。
羽田空港以来の新設駅ですが、エアポート快特含めて停車した場合のダイヤ編成があるので、ここで改正をやるのではないかというような意見もあります。


また、この2つの意見には実は理由がありました。
それは『杉田駅のホーム工事がまだ終わってない』ということです。
私実際に見ていないのですが、杉田駅仲木戸駅でホーム延伸工事をしているのは知ってました。
実は川崎以南の急行復活予想は、この両駅の延伸工事が大きな理由だったのですね。
今回発表されたエアポート急行の停車駅ですが、

羽田空港-各駅停車-蒲田-川崎-鶴見-神奈川新町-仲木戸-横浜-日ノ出町-井土ヶ谷-弘明寺-上大岡-杉田-能見台-金沢文庫-各駅停車-新逗子

青字で書いた駅だけは6両分のホーム長しかないため、急行を8両で運転しようと思ったら、ホーム延伸は必須となります。
いろいろ調べたのですが、逗子線は特急が走るので全線8両分ホーム長があります。
空港線も8両分のホーム長があります。
日ノ出町、井土ヶ谷、弘明寺、鶴見は前に廃止された急行が停車していたので、8両編成が止まれる長さ。
そして、能見台駅ですがこの駅も急行が停車していたんですね。
これは私も知らなかったですが、となると残った2駅がホーム延長工事をするわけです。
しかしネット上で『どう見ても5月16日に間に合いそうもない』という意見が、ちらほら出ています。
それで、7月や10月という意見が出てきたのですね。
これは実際に身に行ってみないと分からないですが、真相はどうなんでしょう。
少なくとも、GW前には完ぺきに完成してないとさすがに難しいとは思いますけど、杉田駅を利用される方で今現在の状況を知っているひたがいましたら教えてください。
時間がなくてみにいけない・・・。


もし、これが本当ならばエアポート急行は当面6両編成での運転となります。
しかし、それだと1500形はともかくN1000の8両編成の字幕にエアポート空港の種別が追加された理由が分かりません。
やはりエアポート急行は最初から8両編成での運転が濃厚だと思います。
ですので、杉田駅工事完成がいつか分からないところが7月以降のダイヤ改正の概要を間違えたのでは?という意見につながっています。


以上が京急の概要を削除したことに対する意見ですね。
私は・・・どれもありそうでwww(オイッ)


追記項目>
さきほど、魚拓の場所を教えていただきました。
それにより、いくつかのことが判明してます。

エアポート急行新逗子-羽田空港で8両編成
新逗子-羽田空港エアポート急行は20分間隔で3本/hourの運転
・都営-羽田空港の急行は急行をエアポート急行に変更する(停車駅は同じ)
エアポート快特国際線ターミナルビルに開業後は停車予定
快特に連結していた特急4両編成は廃止


魚拓ですがここにありました。


さらに追記>
こちらのブログ杉田駅の工事の進捗が撮影されています。
撮影は4月下旬ということらしいので、少なくともここ2〜3日以内でしょう。
確かに、これだととても5月16日には間に合いそうにないですね。
そのまえに、工事終了は10月予定って書いてあるじゃないですかwww


これをふまえると、10月予定のダイヤ改正を間違って掲載したか、エアポート急行は当面6両で運転するのかもしれない。
それで修正の必要が出たと考えるべきかな?

*1:どうやら、蒲田駅の上り退避線は使えない状況のようです。工事見学会に行った人数名から意見が出てました。蒲田待避は今回の改正ではまだないかもということです