劇場版"文学少女"に物申す!

前に劇場版”文学少女"を見てきた事は書きました。
今回はその中でどうしても一箇所納得できないところがありましたので、書き出してみます。


映画は、作画はプロダクションIGが手がけただけあって、丁寧且つ繊細。
脚本も、原作既読重視志向ながら、なんとか一生懸命物語をやろうというがんばりは見えました。
CASTも私のイメージとは微妙ながらも、一生懸命演じており、良い作品にしようとがんばっているところがいかがい知れます。
しかし、これだけはどうしても納得できなかったもののがあります。


それは、作品中に出てきた聖条ヶ丘駅についてです。










すみません、本編と関係ないですねww
ちなみに本編感想はこちら

劇場版"文学少女"を見てきた

さて、一体なにが納得できなかったのかと言うと、その構造。
まずは、劇場版本編に出てきた駅の上面図

明らかに変でしょう?
駅は2面4線のホーム構造で駅舎は片側にあるだけ。
しかし、この駅は1つの鉄道会社の駅と思われ、ホームは同じ会社の路線のホームと思います。
なのに、ホーム間の移動には一度駅舎を通り抜けないといけないというなんとも不便な駅です。
これは流動的にみて失敗駅ですね。
しかも、あとで正面図を見せますが、この駅舎を抜けるというのは、この駅に限ってはとんでもない事態です
なぜかというと、ここでA方向からの矢視正面図を見てもらいます


なんと、この駅がけっぷちの中腹に建っているのです。
駅舎はかなり上になり、そこまで非常に長い階段を登らないといけません。
まぁ、こんな形の駅は無いわけではありませんが、ステンレスカー8両編成*1を頻発させるほどの規模を持つ鉄道会社にしては、駅設備がとても貧弱すぎます。
昨今のバリアフリー法案を全く考慮してませんねww
エスカレーターにエレベーターもない。
それとも、これだけの規模ながら1000人/日以下の利用客なのでしょうか?*2


と、まぁこんなところを考えました。
ちなみに、本編は先に挙げたリンク内容のような事を書いてますが、そこそこ楽しめました。
ここの電車に関する描写は全く持って本編で気にする要素ではありませんww



どっちかというと、鉄道マニアの悲しい性だな・・・・


ちなみに文学少女の一般的な評価ですが、ネットを色々巡回してみてみました。


おおむね、作画に関しては一定の評価はありましたが、やはり脚本は真っ二つと言う感じでしたね。
原作を知らない人が見たら、良い感じで少年が成長していく青春ドラマ(ちょっと昼メロ風味ww)。
逆に既読者からは、やはりと言うか描写不足との声が大多数ですね。
各キャラの関係性が薄いとのことです。
私も最後のシーンは『マフラーと熊の置物はどうした?』と、見ながら心の中で突っ込みを入れてしまいました。
まぁその前に大殺界がなかったから、意味不明なんですけどね。

*1:東急8590系ぽい電車だったな

*2:バリアフリー法では1000人/日に満たない駅の設備の増強は対象ではない