東北新幹線新列車名称は『はやぶさ』に

新青森延伸後に登場する新型車両E5系で運行する列車の名称が『はやぶさ』に決定した。

新しい東北新幹線の列車愛称等の決定について(JR東日本、リンク先はpdf)

JR東日本からの発表によると、一般公募の7位だそうです。
はやぶさ』といえば、私は九州への夜行列車となるが、ほとんどの鉄道マニアもそうだろう。
しかし、以前若い人と話したりしたときだが『ブルートレインってなんですか?』と思わず『え?』と思うような質問を受けたことがあるww
定義とかあいまいなブルートレインだけど、この人は寝台列車そのものを知らないようで、なんかそんな列車あるかもというくらいの感覚だった。
夜行列車というものがあるかどうかもわからなければ、確かにブルートレインも知ってるはずがないなww


ということで、鉄道マニアじゃなければはやぶさ』はただの猛禽類なんですよ!!


そう、時速300km/hで高速飛行するといわれる猛禽類の鳥です。
これなら確かに、320km/hで世界最速のTGVと並ぶ高速の新幹線の名称としてはぴったりかもしれません。
ちなみに

1位:はつかり
2位:はつね
3位:みちのく

上位3項目は如何にもマニアからの回答っぽいww
2位の『はつね』はまさかここまで票が伸びるとはww
これの由来はもちろん初音ミクからですね。
ネット上でかなり盛り上がってましたが・・・


1位の『はつかり』は言わずと知れた東北線在来線の特急の代表。
東海道こだま、上越線とき、信越線あさま、中央線あずさ、などと並ぶ東北特急代表格。
また、一般人でまだ新幹線や飛行機が主流でない世代を知っている人で、東北線沿線出身の方などもこの名前には思い入れがあるでしょう。
おそらく鉄道マニアと、こうした一部の一般層からの票が集まったが故の1位なんでしょうね。


3位の『みちのく』ですが、一般的に陸奥国と書かれた地域を差す言葉で、福島県山形県宮城県のことをさすのですが、松尾芭蕉が『奥の細道』を書いたころにはすでに東北地方全般を表す言葉になっていたとか。
ですので、東北というイメージを表すのです。
また、『みちのく』は常磐線を経由して上野-青森を結ぶ特急列車としても存在してました。
こちらは『はつかり』と違い1往復でしたが、結構長い間走ってます。
常磐線東北線で最初に名前がついた列車は、じつはこの『みちのく』が最初*1で特急『はつかり』よりも先なんです。
この特急『みちのく』東北新幹線開業時まで走っていました。


2位の『はつね』はともかくww、3位の『みちのく』は地域名称や地名などの名称は新幹線にはどうだろうということかな。
4位-6位になにが来たかわかりませんが、7位の『はやぶさ』と1位の『はつかり』どちらかしかなかったのでしょうねww
それで、猛禽類はやぶさ』のイメージがあって、スピード感を優先したのでしょう。


で、名称募集が確か3/31まで、そのあと集計にどのくらいかかったのでしょうかね。
まぁ1週間くらいとして、4/10くらいまでかかって名称選考でさらに1週間で4/17くらい。
JR東日本はGW稼ぎ時ですが、名称選考するのは本社部門だろうからGWは休みだろうと仮定して、実動4/28位までの約10日間とGWあけから昨日の発表までの期間が実動で約5日間。
合計で15日。
この期間で『はやぶさ』のシンボルマークを作って、決定した名称を発表・・・。


どう考えても無理じゃねぇww


いずれにしろ、名称も決まったE5系はやぶさ』ですが、その名に恥じないようにスピード感あふれる走行で魅せてもらいたいものです。


登場は2011年3月の予定。

*1:同時に北斗という列車も登場している。どちらも当時は急行列車