京浜急行の新しいダイヤが発表されたので、作ってみた・・・本線編

さて、いよいよ明日から京急蒲田駅付近の上り線が高架になります。
今日から平日、休日ともに新ダイヤが、京浜急行から発表されています。
ということで、それを元にダイヤグラムを作成してみました。
ダイヤ改正の概要はすでに出ていますし、いろいろなところで言及されていますので省略します。
今回は新ダイヤについて、改正前と改正後で比較して、変わったところをピックアップしてみます。
今回比較したのは泉岳寺-横浜間の京急本線で、平日のパターンダイヤ帯の13時ころ。
休日もこの時間帯はほぼ一緒と思われます。
また、改正後はこのパターンダイヤ帯のみ蒲田通過のエアポート快特が走ります。
エアポート快特は時間帯に関係なく通過でした。


まずは改正前のダイヤグラム
>京急本線ダイヤ改正

時刻線は太いのが10分で、細かいマス目が2分です。
京急蒲田-泉岳寺の太い濃い緑がエアポート快特です(なんか黒っぽく見えますが)
黄緑が快特、赤が特急、青が急行、黒が普通列車です。
そして川崎-横浜で見られる黒い太い線は川崎折り返しの普通列車です。


すでに皆さんご存じの通り、赤い特急列車が川崎駅手前で待避線に入って快特をやり過ごすようにしてあります。
また、上りのエアポート快特は本線快特の後追いで京急蒲田を発車してますが、先行の本線快特が品川まで8〜9分で走破するのに対して、エアポート快特は11分かかっています。
また、そのあとの本線快特は7分という時間で走り抜けています。
これは本線快特平和島で抜いた普通列車を、エアポート快特は鮫洲で抜くため追いつかないようにノロノロなんですね。


では改正後のダイヤです。
なお、このダイヤは京急発表の各駅の時刻表から、私が書きだしたものですので、微妙に間違っているところがあるかもしれません。
あらかじめご了承ください。
>京急本線ダイヤ改正

まず、新しく青く太い破線が加わっています。
これが、横浜方面からのエアポート急行です。
書き終わった後、ざっと見なおしましたが、大きな特徴として以下のようなことがあります。
エアポート急行の登場で、川崎-文庫の普通列車削減
まぁ、これは予想どおりでした。
どう考えても、普通列車の本数減らさずに、横浜方面の列車設定は無理だろうと思ってましたから。
エアポート急行が3本/hourの設定になりました。
普通列車の川崎-文庫は品川方面の普通列車を加えて、12本/hourだったのですが、このうち3本/hourが廃止になり、変わりにエアポート急行になった感じです。
したがって、改正後は普通9本/hour、エアポート急行3本/hourということです。


エアポート急行快特待避あり
まぁ、どう考えても、10分毎に走る快特に1回は抜かれるとは思ってました。
今回、エアポート急行は以下のパターンで抜かれます。

羽田空港行きエアポート急行は、神奈川新町で快特の通過待ち
新逗子方面エアポート急行は、京急川崎普通列車に接続しながら快特も待ち合わせる

何ともアクロバットなダイヤとなりました。
新逗子方面は普通、エアポート急行快特の3本の列車が京急川崎で接続をとることになります。
ただし、この京急川崎駅での普通列車は川崎始発の普通列車ですので、快特と急行が京急川崎駅で接続を行った後、快特発車後に引き上げ線から本線ホームに入ってくるものと思われます。


・上り普通列車平和島駅待避がない
まず、エアポート系の2列車は、蒲田駅を本線快特のすぐ後に発車することになってます。
それで、何とか続行という形をとってます。
さらに普通列車はそのエアポート系の列車の後に蒲田を発車して、鮫洲まで逃げ切るようになってます。
そして鮫洲駅で2本の通過列車待ちをします。
これにより、普通列車の鮫洲逃げ切りの余裕ができているので、エアポート快特京急蒲田-品川を11分⇒8〜9分に短縮してます。


・下り普通列車は蒲田までに2度本線快特に抜かれる
今までは普通列車は本線快特が品川駅を出たすぐ後に発車していましたが、今回はエアポート快特、またはエアポート急行の出た後に変更になってます。
前のダイヤでは鮫洲でエアポート方面列車、平和島で本線快特に抜かれていたのですが、今回から鮫洲で本線快特に抜かれ、さらに平和島でエアポート方面列車に抜かれた後、そのままさらに後の本線快特に抜かれます。
そのため、改正前は品川⇒京急蒲田18分前後だった時間が、改正後は23分ほどになっています。


・横浜方面エアポート急行普通列車に接続をとる
京急川崎-横浜の間でエアポート急行普通列車を以下のパターンで抜いたり接続します。

羽田空港行き:子安で川崎行きを追い抜き、京急鶴見で品川行きに接続。
新逗子方面:京急川崎で川崎始発の普通列車に接続、生麦で普通列車を追い抜き。

正直、あまり意味ないような・・・。
上り方面は神奈川、子安-花月園前の人は京急鶴見で乗り換えても、川崎で乗り換えても、品川方面には同じ列車に乗ることになります。
蒲田でエアポート急行に何か接続すれば、良かったのだろうけど、それは無理だろうからそういう希望は贅沢なんだろう。


下りは神奈川新町でエアポート急行との接続列車がないので、全く意味がない。
ここは新町待避が望ましかった。
そうすれば、八丁畷、鶴見市場、花月園前-子安のひとが新町で急行に乗り換えできるので、20分に1回は速達性がUPして、横浜方面に行くのにはすごい助かると思うんですけどね。
私が書いたダイヤグラムでは、生麦でエアポート急行に抜かれる普通列車は、エアポート急行の前に走っている快特に抜かれた後、エアポート急行も待っていることになってます。
ですが、ここは快特に抜かれたあと、すぐに発車すれば新町まで逃げ切れるのではないかなと、あくまでも素人考えですが思いました。
自分の書いたダイヤ上でしか話してませんので、きっと京急には何か事情があって生麦2本通過待避となっているのでしょう。
ただ、800形の普通限定使用であの加速ならばとも思ったのですが・・・。


以上が、今回書いてみて私が思ったところです。
なお、これはあくまでも参考ですので、よく見るとどこか間違っていたりしてるかも知れません。
正確にダイヤを知りたいなら、京浜急行のホームページを参照してください。


今回は本線、泉岳寺-横浜でしたが次は空港線も作ってみたいと思ってます。