関東はみ出し電車の旅w その3
はみ電・・・某テレビ局でそう呼んでいましたが、鉄道用語的には『扉締め切り扱い』と呼びます。
通称『ドアカット』と呼ばれる措置ですね。
諸所の事情によりホーム有効長が短いため、電車がはみ出して停車する駅において、ホーム以外の部分はドアが開かないようにする対応措置のことで、日本各地にはいくつかこういった駅が存在します。
今回は第3弾ということで、関東地区で残っていたドア締め切り扱い駅に行ってきました。
前の記録はこちらを参照
それでは、第3弾をご覧ください。
江ノ島電鉄腰越駅
【写真1】
腰越駅を電車が停車していない状態で撮影。
これが駅舎です。
【写真2】
実際に電車が到着した部分。
後ろ1両のドアが開きません。
写真のホームの一部が色違いになっていると思いますが、ここはあとから増設されたものです。
1993年に増設され25m⇒40mに延伸しましたが、それ以前は4両のうち2両がドアが開きませんでした。
ご存じの通り、江ノ電は基本4両で運行されていますが、2両+2両での編成ですので、2両の間同士の往来ができません。
したがって腰越で降りる場合は、江ノ島方面の場合鎌倉高校前到着手前、鎌倉方面の場合は江ノ島駅到着手前で、腰越で降りる客のために電車の車両移動の案内の放送をしていました。
JR東日本横須賀線田浦駅
この駅は両端がトンネルに挟まれており、11両編成のE217系のうち、先頭の1両と2両目の少しだけの部分がトンネル内に入り込んでしまいます。
そのためドアカットしています。
【写真3】久里浜側のトンネル。
【写真4】普通の逗子行きから久里浜方面を撮影。
日中の閑散時間帯にはE217の付属編成4両だけで運行される運用もあり、その電車はドアカットの必要が無い。
【写真5】逗子側のトンネル。
よく見るとトンネル内部に11両編成の停止位置の表示がある。
【写真6】停止位置表示の拡大。
ここに11両編成の場合の停止先頭部分がくる。
【写真7】電車がトンネルに突っ込むところ。
【写真8】実際に停車してドア締め切りを行っているところ。
2両目もわずかにトンネルに入ってしまうため、4扉車両であるE217系は4扉の内1つの扉も閉める。
それと前一両も全部占めるので、合計5つの扉を締め切ることになります。
113系時代は3扉だったので、一番前の1両のドアだけ締め切ればよかったんですけどね。
これで関東地方はすべて網羅したかな?
時間があれば、中部、関西なども行ってみたいと思います。