鉄道会社に就職しようとしている人にアドバイス?−−−その2

以前に描いたこれの続きです。

鉄道会社に就職しようとしている人にアドバイス?−−−その1

前回「鉄道会社は鉄オタを嫌う」と書きました。
これはあながち冗談ではないと書きましたが、だからといって絶対入社できないわけではありません。
知り合いの人は(もちろんテツww)ぼう関東大手に入りました。
私の今までの経験から、どんな人が嫌われてどんな人が好まれるのか。
私も自身で体験したり、人づてに聴いたりしたことをここに書いてみます。


・物事を客観的に捉えられる
鉄オタ最大の利点はその知識量ですが、この知識量は会社に入ってから、もしくは社会に出てからは何も役に立ちません。
これは後ほど書きますが、よく就活中の学生が勘違いする多い項目に「入社に有利な資格はなに?」というのがあります。
これの答えは実は簡単で「ない」です。
詳しくはのちほど。
で、鉄オタはその知識をいっぱい持っていますが、会社に入るとそういった専門的知識は要りません。
ここまではまぁいいいのですが、鉄オタの場合はその知識を拡げたりしたがる人が多いのです。
これが鉄オタが鉄道会社に嫌われる理由の大きな項目の一つです。
得てしてこういった知識は詳しくない人には全く意味不明で、狭い範囲でしか見れません。
そしてもうひとつが視点や考え方が自分本位になっていることが多いです。
これも鉄道会社が鉄オタを嫌う理由の一つです。

自分本位で狭い範囲の知識を、やたら他人に広げたがる

これは大きなマイナスです。
私は人事の人間ではないので詳しくないですが、鉄道会社の人事部門にはこういった考えが先入観としてあるかもしれません。
ということで、鉄オタでもこれと逆の考えを持った人は入社が開ける可能性もあるわけです。
それが物事を第三者的に大局で客観的に見れるかどうかです。


・大きく広く物事を捉え総合的に判断できる
鉄道会社って何をしている会社なんでしょう?
ここも鉄オタと一般人で若干違うところがあるかもしれません。
会社にとっての鉄則ですが

法を侵さない
儲かること
効率よく物事を行なうこと

これらが重要であって、鉄道会社にとっては鉄道は金儲けのための手段です。
近年のブルートレイン廃止がブームですが、ブルートレインは満員でも赤字体質に近いです。
ブルートレインを走らせると、

夜間運行の保守時間が取れない
夜間に列車を運行するための人件費が高い
専用車両なので使いまわしができない
世の中が新幹線主体になっているので、乗客も減っている

これで赤字が出ていれば普通は廃止です。
これらから、鉄オタは果たしてブルートレイン廃止を即断できるかどうかですね。
鉄道会社に限らず、会社にはこういった事情から総合的な判断を求められることがあります。
そういった判断をする場合はありとあらゆる状況や環境を知り、調べて総合的にどうするか結論を出して関係者に賛同を仰ぐのですが、鉄オタというのは狭い範囲でしか物事をみない人が多いです。
さらに、そこに夢や私情が絡むようではとてもやっていけません。


私もあの頃は若かったな・・・と思いつつ書きましたが、これらに当てはまると思う人はもう少し考えてもいいかなとは思います。
私も若いときはこんなだったかなと思いつつも、今現在でもやっぱりそんな感じがしないでもありませんww


隠すというと語弊があるかもしれませんが、社会に出るということと鉄道趣味を突き詰めることは相反することなんだなということです。
これ、別に鉄道に限った話ではないですよ。


次回は具体的にどんなことを考えるといいのか、また鉄道会社に入るとき有利なこととは?
このあたりをあくまで個人的客観で書きたいと思います。