年末年始SP 2010年を振り返るその2-鉄道編-

2010年もそろそろ終わりです。
今回は2010年にあった鉄道関係の出来事を振り返ってみたいと思います。
2010年1月

最近鉄道車両の動きが激しい

とうとう東急8090系まで譲渡が始まりましたね。
秩父鉄道はその関係性から西武やJR(国鉄)の車両が多かったのですが、ここに来て元東急の車両が多くなっています。

最近の『ちょっと変った特殊な定期券』事情

西武鉄道が池袋から丸ノ内線有楽町線副都心線を利用するPASMO通勤定期に限り、練馬から西武線と西武有楽町-地下鉄有楽町線のどちらも使える定期の販売を始めました。

鉄道にて事故発生 2010年1月29日

北海道でスーパーカムイと大型ダンプの衝突事故。
JR北海道の789系の先頭車両が大破しましたが、数年前成田線でダンプと衝突した113系の運転士が死亡する事故がありました。
これはダンプ側の会社の事情もあり社会的大問題になりましたが、この教訓を生かして以降の新型車両には衝突衝撃を運転士のエリアから逃がす構造をとっている車両が多くなります。
789系のこの大破ぶりは、そのためと思います。
ですので、アレだけ凄い事になっても運転士は軽症で済んだということです。
車両は大変な事になりましたが、あのときに亡くなられた運転士の死亡事故の教訓はきちんと生かされています。

駅名変更に伴う費用って意外と莫大。駅名と実態がそぐわないことは結構あるんですよ。

これは四条畷駅のことです。
一般人は余り知らないと思いますが、駅名変更はとんでもない高額費用を必要とするんですね。
その額は駅の規模と鉄道会社の規模によります。
JR西日本のこのクラスの駅名変更でも数億の金が必要になります。
ところで、駅名変更といえば東武鉄道業平橋駅が『とうきょうスカイツリー』に駅名変更する事が決定しました。
しかし、なぜ『とうきょう』?とひらがななのか。
実は『東京スカイツリー』の後ろに丸に入った"R"が付いているんですね。
つまりは商標登録されているということ。
ということで、商標の使用を避けたと思うのですが、東武鉄道東京スカイツリーの建設主体業者ですよね?
というより、東京スカイツリーの主経営者でもあるんですが・・・?
商標管理は別の会社だと思うのですが、一言だけで東武鉄道ならばさすがに使わせてもらえると思うのですが?
どうなんでしょう?


ということで
東京スカイツリー』は"東武タワースカイツリー株式会社"の登録商標です。


2010年2月
鉄道マニアの暴挙、マナーの悪さが目立った2月

鉄道マニアの暴挙とマナーの悪さとうとう新聞に
暴走鉄道ファン、線路内で撮影し列車止める

ここ最近ブームなのか鉄道イベントの人の集まりが多いように感じます。
そこに来て立て続けに起きたマニアによるマナーの悪さが新聞で取り上げられました。
同じマニアとしてなんとも心痛い話であります。
マナーを守っての本当のマニアなのかなぁと改めて思いましたね。


2010年3月

JR、国交相に高速無料化など見直し求める

この国は江戸の頃より政治よりも経済や産業が引っ張ってきて、それにあわせて政治が経済を助けていたような気がします。
しかし、不況になるとこういったことがおこりますね。
どうもこの国は国政に関しては行政が舵をとるということ事態向いていないのかもしれません。
良かれと思った事がこういったことになってしまったり、こんな足元をすくわれるような事になってしまいます。
実際に高速無料化で利益を被る人が多いのは事実ですが、不幸になる人もいます。
本来行政はこういった人も助けてナンボの存在です。
しかし、この国の行政というのはそのキッカケを作って"ハイオシマイ"といのが多くないですか?
一言で言えば、
その後のこと考えている?
と問い合わせをしてみたいです。
企業とかは利益のために何かをするところまでで終わりなのは問題ないですが、行政はそうじゃないのではないかと思います。

本日は2010年JRグループダイヤ改正初日です。

3月13日にJRグループダイヤ改正がありました。
先の高速無料化、1000円施策にあわせてかなり後ろ向きダイヤ改正などと揶揄されましたが、本当に後ろ向きだからしょうがない。
流石に廃線はなかったですが、消えたり減ったりするものがたくさんありました。
今回一番消えたものとして大きいのは『北陸』と『能登』でしょうか?
能登は489系のボンネット型唯一の定期運用だけに惜しまれました。
この2列車含めて日本の夜行列車は風前の灯火です。
既に両手で数えられる本数になり、もう少ししたら片手で数える事ができるようになるでしょう。
数年後には『夜行列車というものがあったんだよ』という昔語りになるんでしょうね。


2010年4月

いいのかこれでJR東海

この4月は相鉄に端を発して、事業者所属の現場職員によるシステムを悪用した無賃乗車事例が相次ぎました。
特にJR東海は車内隠蔽に近い状態で隠し通しており、相鉄の態度と公表で慌てた感じがしました。
金額は確かにたいした事ない額面の人もいたようですが、問題は額じゃありません。
その立場です。
この悪用事例はその立場を利用しなければ出来ないことですので、これは社会的信用につながるわけです。
この世の中が社会的信用で成り立っているのに、その面目丸つぶれといった事態に鉄道事業者はもっと毅然たる態度をとらないといけないのではないかなと思いました。
なお、この出来事これ以外にも西武鉄道など数社でどんどん発覚します。


2010年4月〜5月
この時期は社会的問題にまで発展してしまった出来事がありました。

京浜急行のダイヤ改正が発表されました。
謎が謎を呼ぶ京急のダイヤ改正
どうやら、大田区はお怒りらしい
エアポート快特の蒲田通過のもめ事、とうとう新聞に。
やっとでた〜〜〜!京浜急行ダイヤ改正

京急はその会社の精神的なところでマニア受けが非常にいい会社です。
なので、そのダイヤ改正には沿線だけでなく全国の鉄道マニアから注目が集まります。
その京急しからぬ失態。
原因はこのダイヤ改正で登場する新種別エアポート快特が蒲田を通過する事について、地元自治体との揉め事に発展し、さらにはマスコミにまで取り上げられました。
3月に非実在青年の条例改正案で一躍有名人になった石原都知事もこの問題に言及して、一地方自治体と一地方の大手私鉄の問題が全国に広がりました。
まぁ、羽田空港が絡むので全国的に取り上げられた事も合ったのかと思いますが、結局京急蒲田通過はそのままになりましたが、今後はどうなるでしょう。
次の大きな改正はおそらく、下り線の高架切り替えが完成する2012年だと思います。


2010年5月

東北新幹線新列車名称は『はやぶさ』に

出来レースとまで言われてしまった、JR東日本東北新幹線青森延伸に登場する新列車名の投票結果。
まず、問題になったのは選ばれた名称が『はやぶさ』であったこと。
この名称が東北というイメージに合わないという事。
そしてこの『はやぶさ』という名称が7位だった事がさらに拍車をかけました。
当然ながら1位になったのは東北特急そして東北といえばこれぞという名称の『はつかり』。
約30年以上も東北特急の代表として君臨しただけに、その思い入れには相当な想いがあったようです。
2位の『はつね』はまぁ元が元だけにJR側もちょっとというところでしょうか。
これが1位になっていたらどうなったんだろうと思いましたけどね。
さて、それ以上に私が感じたのはリンク先の日記のとおりなのですが、結局どうだったんでしょうかね。
知るのは関係者のみといったところでしょう。


2010年6月
6月はたいしたことはなかったのですが、この6月にはエンタメ方面で鉄道と絡んだものが偶然にも集中したような。

ラノベにおける鉄道関連の表現の考察
マンガ『鉄娘な3姉妹』1
マンガ『鉄娘な3姉妹』01についての解説
ライトノベル『桐乃くんには彼女がいない』の鉄道に関するところ
マンガ『鉄娘な3姉妹』2巻
マンガ『鉄娘な3姉妹』3巻
マンガ『鉄ヲタ少女』

松山セイジ氏が書く著作『鉄娘な3姉妹』は、ただのエロ系マンガ家と思っていた人にはちょっと意外だったかも。
マニアである私が見ても同氏はにわかではない立派なテツだと思います。
このマンガの対談にゲスト出演されている『萩尾ノブト』氏もどうもテツであることが発覚したwwようで、エロ系マンガ家*1とテツは融合性が高いのかと思ったりしましたww
そういえば、『鉄ヲタ少女』の著者"久寿川なるお"氏も似たようなマンガをかいていますね。
う〜〜ん


エロ=鉄道マニア


なのか?


鉄道マニア=エロ


なのか?
どっちでもいいかww



ということで、鉄道編の前半はまずはここまで。
なんか、不祥事や揉め事が多かったような気もしますし、そして消えたものもかなり多かったような気もします。
7月以降もいずれ書きたいと思います。

*1:ユリア百式は成人指定ではない