「七星闘神ガイファード」その2

昨日紹介したガイファードですが、今回は本編ではなくそのほかに気になった点などを挙げてみます。
まずはこの写真

これ見てわかる人いますかね。
これはレーザーディスクです。
この当時はレーザーディスクの後期で、LD-BOXというアニメや特撮をまとめたBOX仕様がたくさん出ていた時代。
このガイファードの放送が1996年。LD-BOXはその翌年の1997年の発売だったと記憶しています。

これが中身。
全部で7枚のディスクと大型版の解説書が入っています。
1枚のディスクにつき、120分4話入っています。
レーザーディスクはDVDとちがい、A面、B面があり、手で返さないと見れません。
まぁ、後期に発売されたレーザーディスクプレーヤーは、自動で返しをやるものもありましたが。
なお、ガイファードは全部で26話構成ですが4話構成ですと、6.5枚ですみます。
したがって最後の7枚目はA面で終わり、B面にはメイキング映像などが入っています。


私は、引越しのときこのLD-BOXを再生したわけです。


登場キャラクター
ガイファードには主として4人のメンバーがいます。

風間剛/川井博之


ガイファードに変身する主人公。

城石丈雄/赤星昇一郎


博士と呼ばれる天才医師であり、科学者。
まぁ、この手の作品ではよくある設定ですね。
メンバーの中で大人として、若い3人を見守る立ち位置でもある。



九條麗/清水あすか


拳法をやっている、おてんば娘の設定。
実は本当に有段者であり、実際の腕前はかなりのもの。



九條優/立川大和


麗の弟。
拳法もやっているが、天才的なハッキング能力などに優れる少年。


以上4人ですが、これを見てピンと来た方もいると思います。
城石博士の赤星さんと、九条麗の清水あすかさんは、この後『超星神グランセイザー』でも競演します。
この時も赤星さんは教授、清水さんは教授の助手でしたが、拳法をやっている設定は変わらない。
まさか、ガイファードでの競演で、こんな縁ができるとはるとは思わなかったですね。


豪華な?ゲスト


第4話「脱出!遺伝子研究所」

この真ん中の赤い枠で囲ったおじさんですが、声を聞いてわかりました。
この方、声優のはせさん治さんです。
第4話でノリがいい、スイミングスクールのバス運転手役で登場しています。
はせさん治さんですが、数々の名脇役をこなしたベテラン声優で、マクロス一条輝を演じた声優「長谷有洋」さんの父親でもあります。
このガイファードの放送は1996年ですが、はせさん治さんは残念ですが2002年にお亡くなりになっております。
貴重な顔出し映像記録となりました。



第15話「復習の赤いバラ」

植物の高速培養システムを開発した塩沢教授というゲストが登場します。
写真の赤枠で囲った方ですが、この方は郷田ほづみさんです。
ボトムズの「キリコ・キュービィ」、アニメR.O.Dの「ジョーカー」といえばわかりますか?
あの郷田ほづみさんです。
この回では、人間的にとても嫌なやつを好演wwしております。
最後は城石博士に『あんた科学者としては優秀かもしれないが、人間としては最低だ』と言われながら殴られます。
ゲストとしては結構大物ですが、そもそもこの郷田ほづみさんは「怪物ランド」として活躍した時期があります。
その怪物ランドのメンバーは郷田ほづみさんと、平光琢也さん。
そして城石博士役の赤星昇一郎さんなんですね。
もしかしたら、怪物ランドつながりでお呼ばれしたのかもしれません。


スタッフ
この写真を見てください

これは先ほど1枚目の写真にあった、解説書です。
その中のガイファードの概要。
このなかでスタッフに関する項目があるのですが

この部分なのですが、赤枠で囲った部分をちょっと拡大します




なんと、あの大迫純一さんではありませんか。
この当時は「魔法探偵まぁリン」で小説家として活動を始めたころのようで、このガイファードに造型デザインとして参加していたようです。
まさか、こんなところで名前を聞くとは思いませんでした。


その大迫さんは、2010年5月25日にお亡くなりになられております。
今日が2011年5月25日。
なくなられてから1年になります。
あらためて、大迫氏のご冥福をお祈りいたします。


数々の人で製作されたガイファード
その人それぞれに想いやこだわりがあり、それを熟成してミックスして出来上がったガイファード
個人的にできのいい特撮と思っておりますので、もし機会がありましたら皆さんにも見てほしいかなと思います。


七星闘神ガイファード Vol.1 [DVD]

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七星闘神 ガイファード Vol.2 [DVD]

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