柊あおい先生のマンガが出てきた

引越し準備のための整理中に下記マンガが出てきました。

さて、みなさんこれを見て分かりますか?
1980年代に一世風靡した少女漫画家の柊あおい先生の単行本です。
とりあえず、wikiの方を見てください。

柊あおい(wiki)

たぶんですね、集英社以外の出版社と2004年以降の作品以外は、全単行本そろっていると思うんですよ。
全部新刊で買いましたが、まぁよくもここまで集めたと我ながら感心しています。


現在40歳前後の女性の方ならば、『星の瞳のシルエット』を知らない人は、ほとんどいないのではないでしょうか?
他の方も宮崎アニメ映画『耳をすませば』の原作者と書けば、お分かりになりますかね?
そんな柊あおい先生の軌跡を引越の準備の最中にww追ってみました。


星の瞳のシルエット

柊先生の代表作といえばこれを於いて他にはないでしょう。
1985年〜1989年まで、集英社の刊行する少女漫画雑誌『りぼん』に連載された作品の単行本です。
当時の『りぼん』といえば、少年漫画の雄『週刊少年ジャンプ』とならび少女漫画雑誌の最高峰とまで言われていた時代です。
このころは池野恋先生『ときめきトゥナイト』が最盛期のころで、一条ゆかり先生の有閑倶楽部が連載中。
たしか『ポニーテール白書』(水沢めぐみ著)がうなぎ上りで人気急上昇中、吉住渉矢沢あいが将来有望な新人だった頃の『りぼん』最盛期の時代をになった作品。
当時は人気ナンバーワンだったと記憶しています。


内容は主人公香澄ちゃんと仲のいい友人A、Bが恋模様で泥沼の関係になったが、最後はうまく収まるところに収まってハッピーエンドで迎える、当時の少女漫画の王道を地で行くような展開。
これが大ヒットして、1000万乙女のバイブル・・・だったか(正確なキャッチコピー覚えてない)そんなキャッチコピーがついていました。
この作品番外編が3本ありまして、お稲荷さん大パニック(9巻に収録)、ENGAGE、ENGAGE2が存在します。


ちなみに柊先生の星の瞳のシルエットは、4年間の連載でしたが、連載開始当初と終わりごろでは絵柄がガラッと変わっています。
その一端をご覧ください。

左から第1巻、最終巻の第10巻、番外編のENGAGE、ENGAGE2となっています。
かなり変わってますね。
絵のキャラはヒロインの沢渡香澄ちゃんです。
個人的にはENGAGEの香澄ちゃんの絵柄が好みです。


耳をすませば

大好評だった『星の瞳』終了からすぐ後でした。
1989年に連載されましたが、星の瞳とは打って変わって短命に終わってしまいました。
しかしこの作品は、のちにスタジオジブリの手でアニメ映画化されています。
内容は原作とほとんど変わってますが、知名度ではこちらも負けてはいないかもしれません。
映画の公開は1995年で監督は近藤喜文氏。
近藤氏はこの映画のあと1998年に急逝されていますので、この作品が最初で最後の監督作品となってしまいました。
宮崎氏が監督したわけではないですが、公開後に発売されたレーザーディスク(時代を感じるねww)の中に、宮崎駿氏と柊あおい先生の対談が収録されているんですね。
残念ながら、私はこのレーザーディスク持っていたのですが、なくしてしまいました。
今思うと、貴重な資料になったかも。


銀色のハーモニー

これが柊あおい先生の『りぼん』での最後の連載作品。
耳をすませばの終了後に始まりました。
ピアノを主として、ヒロイン結城琴子がピアノを弾いていた霧島海に興味を持ったところから始まるラブストーリー。
この作品、途中でヒロイン琴子と相手の海くんが○○○だったという衝撃の事実が発覚しますが、当時の少女漫画ではこの展開あまりなかったと記憶しています。
この展開当時の集英社編集部もGOサイン出したのはすごいことなのか、何も考えていなかったのか?


その他の作品分

銀色のハーモニー以降、柊先生は単発の読み切り作品や、一定期間の集中連載物が主流となります。
また、『りぼん』から『マーガレット』に活躍の場を移したりして、以降はこれとった大きな連載はありません。
ですが、なんとなく読んでしまうんですよね。


最後に単行本を全部積み重ねてみた。

比較用として、Zガンダムを置いてみた。
その高さがよくわかりますねww


ということで、引越しにあたりでてきた物シリーズ第2弾でした。
まだまだ沢山出てきましたので、いずれご紹介します。

耳をすませば (りぼんマスコットコミックス)

耳をすませば (りぼんマスコットコミックス)