特急の様相が変わるのか

今回は関東限定でしかもJRではなく大手私鉄について。
現在この条件で有料特急を走らせているのは

東武鉄道
西武鉄道
小田急電鉄
京成電鉄

の4社。


このうち変化があったのは小田急東武鉄道
小田急はMSEの増備を発表し、東武は新型特急500系の投入を発表した。
この2つ実は似たようなところがある。
まずその前に、小田急の特急の花形といえば、運転席を2階にして前面展望を売りにしているロマンスカーVSE
東武は豪華さを売りにしている100系スペーシアがある。


かたや、MSEは小田急の全路線だけでなく地下鉄千代田線、JR東海御殿場線にも入り、6+4の分割併合の運用が可能なため、たまに小田原線江ノ島線の系統別特急などにも使われる、まさにマルチなロマンスカー
そして東武の新型特急は3両短編成のうえ正面が貫通式であり且つ連結可能。
内装も発表資料によるとスペーシアより一段落ちる。
東武の支線運用や特急の系統の多さを考えると、この特急はスペーシアの後継というわけではなさそう。
こちらもマルチに活躍する特急になりそうです。


つまりモノクラスの特急車両でマルチな運用を可能にする車両ということ。
この2社に入るのはそんな車両なのです。
小田急は増備であるため、用途は今までと同じかもしれないが東武の方はこの車両でいろいろ広がりそうです。
一体どんな運用になるのかはこれからのお楽しみですが、関西の近鉄も最近こういったマルチな運用をする車両を導入したと思いましたね。
今後は特急車両もこういったマルチな運用をするものが増えるのかと思いますが、それとは別に花形の特急も残すと思います。
私鉄特急はその会社のシンボルですから、会社の顔としてはそうなるでしょうね。


今後の特急車両は花形用とマルチ用の2種に分かれていくのかもしれません。
そしてそれによって当尾部の特急網はどう変わっていくのか楽しみです。