小田急乱れてました

今日は小田急愛甲石田付近で人身事故、その直後に登戸でお客様対応というダブルパンチがあり、夕方の帰宅ラッシュのときがとんでもないことになっていました。
さて、最近の小田急複々線化の進捗が進んだのか、昔に比べ遅れに関しての対応は柔軟というより、アクロバチックなこともやるようになりました。


さて、今日実際にあったダイヤ乱れによる珍妙な出来事はこれ

各駅停車が各駅停車を待ち合わせする

これはあったのは、新百合ヶ丘駅上りホーム。
普段は6番線に各駅停車が入り、5番線にロマンスカーの通過や急行、快速急行などを待ち合わせます。
しかし、今日はいつもと違ったのは、6番線の各駅停車が待ち合わせたのはなんと各駅停車。
新百合ヶ丘駅で各駅停車新宿行きが、各駅停車新宿行きを待ち合わせるという珍妙な現象です。
これはさすがに一般人も驚いていました。


そもそもなぜこんなことになったのかというと、6番線の各駅停車は新百合ヶ丘では快速急行と急行にしか抜かれません。
しかし、この日はこの各駅停車より前を走っているはずの各駅停車が遅れたため、新百合ヶ丘で待ち合わせることにより、順番を元に戻すということです。


それでこんな珍妙なことが起こったわけです。


小田急のダイヤ乱れ対応時に起こる奇妙な光景
以下は実際に私が体験した、小田急で行われたダイヤ乱れの対応です。


1.多摩急行快速急行に抜かれる
これは主に多摩急行が遅れ、小田急に直通してきた際に行う措置です。
よって下りでたまにやります。
経堂駅で多摩急行緩行線ホームにいれ、快速急行に追い越される措置。
下りの場合、多摩急行のすぐ後ろを快速急行が走ることが多いので、多摩急行が遅延すると快速急行を先に行かせることがあります。


2.多摩急行が新宿に向かう
これは最近見ませんが、事情があって多摩急行小田急線を走行中に直通運転が中止されるとたまにあります。
よって上りで発生します。
多摩急行は主力がメトロの車両ですから、普段見ることがない新宿駅でのメトロ車両の目撃もあります。
なお、同じ現象は日比谷線直通時代に東急東横線でメトロ車両の渋谷入線。
西武池袋線池袋駅にメトロ車両が進入などがあります。
どちらもダイヤ乱れで発生するものです。
東横線日比谷線直通がなくなったので、もう渋谷で見ることはできませんが。


なお、京成では都営の車両と京浜急行の車両を京成上野駅で見ることができましたが、これはダイヤ乱れではなく定期運用であったこと*1



3.急行が快速急行に抜かれる
快速急行は藤沢系統が2本/hour、小田原系統が1本/hourになっていますが、このうち小田原系統の快速急行快速急行の続行という形で、町田始発の急行が設定されています。
しかし、快速急行が遅れた場合町田始発の急行はたまに快速急行を待たずに発車することがあります。
それで新宿まで先行せずに途中で抜かれて、順番を元に戻すことがあります。
どこで抜かれるのかというと、登戸-成城学園前複々線区間
向ヶ丘遊園で外側に入った急行は登戸までそのまま外側の緩行線を走行します。
これは登戸でロマンスカーに抜かれることがあるので、定期列車でもよくある光景です。
上り線は登戸発車後に外側から内側に転線が可能で、ロマンスカーに抜かれた後に急行が内側の急行線に入るというものですが、ダイヤ乱れの場合急行は登戸発車後内側に転線せずにそのまま外側を走り続けます。
そして後からやってきた快速急行が内側線を走行し急行を抜いていくという光景があります。
成城学園に到着前までに抜かれて、快速急行成城学園を通過後に内側に入り成城学園駅に侵入するというものです。


これは実際に体験した人がyoutubeに上げていましたので、見ることが可能かと思います。



以上が小田急の珍妙な光景として思いついたことですね。


まぁ普段はないからレアもの運用ということでしょう。

*1:今はない