最近交通系のIC乗車券って、いっぱいあって訳わかんねぇ

Edyに始まった、非接触式のICカード
いわゆる電子マネー機能を利用したIC乗車券サービスと言うのは、JR東日本suicaを筆頭に、その存在を知らない人はいないでしょう。
でも、最近いろいろ増えたと思いません?
このまえ始まったJR北海道Kitacasuicaと相互利用始めたので、北海道でもsuicaが使えるんですよ。
2010年には九州の福岡県で導入されている「はやかけん」「nimoca」「SUGOCA」との相互利用も開始される予定。
関東にいたっては、PASMOsuicaという2大ICカードが存在し、KANSAIにもポストベイタイプのPiTaPa
もう日本全国どこでもありそうな感じです。
それで調べてみたところ、このようなIC乗車券を導入している事業者は、37団体になるんですね。
ということで、日本を代表するメジャーIC乗車券をいくつか紹介。
Suica
発行事業者:JR東日本/発行枚数:約25,000,000枚
ご存知、JR東日本のIC乗車券。
その知名度JR東日本沿線だけでなく、ほぼ全国に知れ渡っているといっても過言ではない。
電子マネーシステムも結構古くから開始しており、積極的な相互利用も推進。
今現在、完全相互利用は「ICOCA」「PASMO」に、3月14日から「Kitaca」が加わった。
2010年からは福岡3カード*1とも相互利用を始める予定。
また、電子マネー以外の交通IC乗車券としては「TOICA」とも相互利用しており、「PiTaPa」との相互利用も協議中。
JR東日本では自社線全線で使えるようにすることを方針にしています。
なお、suicaJR東日本以外に、仙台空港鉄道埼玉新都市交通が同じものを導入。
3年後を目途に伊豆急行も導入する。
派生バージョンとして、東京モノレールモノレールSuicaりんかい線りんかいsuicaがあり、suicaと同じ機能を有している。
ICOCA
発行事業者:JR西日本/発行枚数:約4,000,000枚
JR西日本のIC乗車券。
登場時からsuicaとの相互利用を行っている。
JR西日本の関西地区を筆頭に岡山地区と広島地区でも使える。
電子マネー機能があり、suicaとは電子マネーも含めた相互利用。
PiTaPaエリア、TOICAとはIC乗車券の機能のみ。
また、PASPYエリアでも使える。
PiTaPa
発行事業者:スルっとKANSAI協議会/発行枚数:約980,000枚
スルっとKANSAI協議会が扱うIC乗車券。
特徴はポストベイ方式*2を採用していること。
そのため「普通に売ってない」のも特徴で、購入には銀行側の審査が必要である。
関西エリアの私鉄、バスをほぼ網羅しており、スルっとKANSAI協議会に参加している独立系IC乗車券を導入している会社でも使える。
静岡鉄道や岡山近郊の4社合同など。
PASMO
発行事業者:株式会社パスモ/発行枚数:約12,000,000枚
首都圏の私鉄やバス事業者が加盟している連合企業体。
JR東日本suicaの発行枚数を軒並みのばすと同時に、IC定期券の複数の会社利用などの点で不便さを欠いていた。
そこで2007年に満を持して登場したのがPASMOである。
登場したときは、予想発行枚数に対して、予想以上の需要があり品切れを起こす事態になり、社会問題として3大誌にまで取り上げられるくらいになってしまったことでも有名。
登場して2年経ったが、すでに1000万枚を超えている。
ただし、今後の相互利用拡大などにおいては、いささか消極的なところがあり、これ以上の発展が望めない状況。


さて、おもな交通IC乗車券を並べてみましたが、これ以外に30以上ものカードがある状況です。
こんなにあると、もうどのICカードがどこで使えるか分かったもんじゃないですね(笑)
ということで、こんなものを作ってみました。(かなり画面サイズでかいです)

各IC乗車券の相互利用一覧です。
これをみると、多分みんなの知らないIC乗車券も存在するでしょうね。
いやぁ、よくもコレだけ普及したものだと感心しますよ。

*1:SUGOCAnimocaはやかけん

*2:後払い方式